DATE : 2007/07/09 (Mon)
前回のエントリー証人による重要証言:追加②において、
証人は二人目の男が被告人を捕まえた様子は人の影でよく見えなかったとも証言した。との事でした。
と記述したのは誤りで、
証人は、二人目の野次馬風の男が被告人を取り押さえるのを見たが、どこをどうつかんだかは見えなかったと証言したそうです。
訂正します。
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植草一秀氏の7月4日に行われた公判。
証言した目撃証人は植草一秀氏の無実を立証する極めて重大な証言をしました。
(※証言内容はこちらをご覧ください)
しかし、この裁判、日本中でたった29名しか傍聴できないことをよいことに、TV・スポーツ紙などによって事実ではない内容が流された。
これだけを見聞きし、信じてしまうなんてことは絶対にしないでほしい。
公判の内容をスポーツ紙が伝えるものと読み比べていって欲しい。
こういった記事の中でも『日刊スポーツ』の記事は全く事実と違うという事を知って欲しい。
あの記事は実際の公判内容と全く違うのです。
日刊スポーツは
証人の男性の発言が検察官・裁判官の質問でつじつまが合わなくなってしまったと書いている。
つじつまが合わなくなった部分として記事には、以下の2つが書かれています。
①男性は京急品川駅のホームから下りの快速特急に乗車し、すでに乗車していた植草被告の前を通り抜け、酒臭いことを確認してシートに座ったと証言。
だが、植草被告は「ホームに止まっていた電車に発車直前に乗った」と供述。
入線してきた電車にすぐ乗った男性より前に車内で立っていたことが、これまでの事実と異なってしまう。
②さらに男性は「青物横丁(品川から3駅先)からウトウトして、その後の記憶はない。でもそれまで植草さんは右手でつり革をつかんでフラフラして痴漢行為はしていない」と断言。
だが、別の男性の証言や警察の調べでは、品川駅を発車直後から左斜め前の女子高生のスカートの中に左手を入れ下着の上から約2分、尻を触ったとしている。
①に関して。
植草氏はホームに泊まっていた電車に発車直前に乗ったなどと証言していない。
植草氏は、『自分が電車に乗った時は車内はまだすいていて、その後何人も乗客が乗ってきて発車時点では混雑してきた』と証言しています。
後から乗って植草氏の前を通り抜けた(植草氏をくるっと回った)という証人の証言となんらつじつまが合わない部分などないのです。
②に関して。
別の男性の証言も警察の調べも起訴状も(確認できないがおそらく被害者と言われる女性の証言も)すべてが発車直後から2分間触ったとされている。
その発車直後触ったとされている2~3分間が今回の目撃証人の男性がしっかり起きて植草氏を見ていた2~3分間なのだ。
品川駅~青物横丁駅というのはその 『まさに犯行時間』 とされている2~3分間なのです。
その時間帯の植草氏を今回の証人ははっきりと『植草氏は右手でつり革に掴まり、酔って眠ったように立っていた』と証言しているのです。
こちらもなんらつじつまの合わない部分もなければ、『空振り』の証言内容でもありません。
植草氏の無実を証明する重大な証言なのです。
日刊スポーツの記事はこの度の公判での重要部分を取り違えている。
植草氏の公判での証言内容は書かれているものとは違うのです。
記事を読んだ方には本当の公判内容を知って欲しいと思います。
DATE : 2007/07/08 (Sun)
内容は全て同じですが、ベンジャミンフルフォード氏も傍聴記を出していらっしゃいます。
傍聴記の中にも書かれていますが、mojoさんの図解を是非一度ご覧ください。
傍聴記の中の
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>目撃者はドアとドアの間の四角のゾーンの4本の吊革用 手 すりのうち、進行方向に対して垂直の列車前方の手すりに下がる三つの吊革のなかの、進行方向左側の吊皮を右手で握っていた、と証言しました。これを車内図にあて は めると、被害者の位置は列車進行方向に対して右側のドア付近になってしまいます。 被害者の位置がドアとドアの間の中央付近とする他の関係者の証言と著しく矛盾し て しまいます。
この点はmojoさん(koufu.exblog.jp)が図解してくれました。) を含んでいます。
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の部分。
『進行方向左側の吊皮を右手で握っていた、と証言しました。』は、
『左手で』の誤りです。
◆傍聴できた方から追加で教えていただきましたので、お伝えします。
証人の方がどの席に座っていたのかがはっきりしました。
7月4日に証言した目撃証人は、ドアを入って、発車前の時点では中ほどに立っていた植草氏をくるりと時計と反対回りに回って
左に入り、進行方向左のドアから二人目の席の前に立ったと証言したそうです。
そこで、運良く自分の前に座っていた乗客が急に電車を降り、席に座ることができたそうです。
弁護士さんが示した車内の見取り図に、証人の方が歩いた経路・最初に植草氏が立っていた位置・座席に座るときに植草氏をもう一度よく見たときの植草氏の位置などを証人が書きこんだそうです。
植草氏の周りをくるりと歩いた時に植草氏のお酒に酔った感じ、スーツのにおいを感じたとも証言されたようです。
(証人の方の隣)一人目の席には年配の女性が座っており、蒲田で騒動があった後、その女性から、
『酔っ払いにからまれたんでしょうか』
と話しかけられたそうです。
証人がこの電車に乗ったという客観的な証拠は今の時点ではないのですが、
この年配の女性がそれを証明できる人物だと思います。
この話しかけた女性が名乗り出て下されば、証人の存在は客観的に証明されることになると思います。
もし、このサイトをご覧になっておられたら、名乗り出ていただけないでしょうか。
お願いいたします。
そして、証人は蒲田で男二人と植草氏と若い女性が降りて行くときに、
少し立ち上がって振り返るようにしてその様子を見たとも証言したそうです。
若い女性は、男性二人のうちどちらかの連れの人のように見えたと証言。
証人の座席の位置からすると、証言した逮捕者は証人の前あたりに立っていたことになります。
証人は、自分の右前あたりに一人目の逮捕者が立っていたようなことを述べたと思うとの事です。
傍聴した方によると、大森海岸を過ぎての騒ぎが二人目の野次馬が被告人を押さえた状況を指すのだとすると、証人の右前の男は証人が大森海岸あたりを過ぎて騒ぎに気付いた時にはすでに移動して被告人を取り押さえていたということになるように感じた。
また、証人は二人目の男が被告人を捕まえた様子は人の影でよく見えなかったとも証言した。との事でした。訂正:証人は、二人目の野次馬風の男が被告人を取り押さえるのを見たが、どこをどうつかんだかは見えなかったと証言したそうです。
DATE : 2007/07/07 (Sat)
(追加で教えていただいた内容をそのまま掲載させていただきます。)
■植草氏がなぜ座っていなかったのかについて。
被告人は電車のドアとドアの間のゾーンに立っていたそうですが、証人はドアを入って左側の椅子席のゾーンに入ったところ、たまたま運良く自分の前に座っていた乗客が急に電車を降りて、席に座ることができたと証言しました。
一部のネットに酔っていた被告人がなぜ座らなかったのかとの疑問が提示されていますが、電車の座席はすべて埋まっていたのだと考えられます。証人も座席に空席はなかったと証言しました。
※このネット上にある疑問点は全て公判で話されていたようですね。
■被告人質問の補充について
補充の被告人質問では、目撃者が被告人が眼鏡をかけていたことを覚えていないと証言したことについて、弁護側が日本大学のI教授に依頼して心理学実験をしてもらったことが明らかにされました。
事件当日の状況を再現して被告人が眼鏡をかけて、目撃者の目線から撮影した9枚の写真を、学生に1枚につき8秒ずつ、合計72秒見せて、3日後に集まってもらい、アンケートを取ったところ、
20人中19人が眼鏡をはっきりと覚えていたとの結果を被告人がI教授から直接聞いたとのことでした。
被告人がかけていたメガネは特徴のあるもので、写真では顔の印象よりも眼鏡の印象の方が強く残るものだったと被告人は供述しました。犯人の顔を注意して見ていた目撃者が被告人が眼鏡をかけていたかどうか分らないと証言したことは、目撃者が被告人とは別の人物を見ていた可能性を強く示唆するものです。
以上、追加させていただきます。
証人の重要証言:追加②へ
DATE : 2007/07/06 (Fri)
傍聴した方から教えていただいた公判の内容のまとめを書かせていただきます。
その前に、一部報道で出ていますが、裁判長が証人に質問を繰り返したという話がありましたが、
裁判長は、
『青物横丁から大森海岸あたりまでうとうとしていたのなら、翌日、ニュースで痴漢と
知った時には、うとうとしている間に痴漢があったと考えるのが自然ではないですか?』
との疑問を証人に投げかけていたそうです。
繰り返し聞いた理由は、
-証人の回答が質問に直結しない部分が多かったので、何度か裁判長が繰り返した-
ということで、証人がはっきり答えているのに質問を繰り返したということではありません。
報道では違うニュアンスに受け取れる書き方がなされているようですが、傍聴した方からはそのように伺っています。
起訴状では、犯行時刻は10時8分から10時10分で、電車の品川駅発車時刻は10時8分です。
犯行は発車後すぐに始まって、2、3分とされているはずです。
今回の目撃証人はその犯行時刻とされている時間帯に植草氏がつり革に掴まって眠っていた事を証言しました。
第二回公判の検察側の目撃者が電車が出発してから1、2分して気付いたと証言していて、
ネットやマスコミではこれを根拠に昨日の証人の証言を意味のないものとする意見が流されていますが、この指摘はまったく的外れなものです。
検察側目撃者証言では目撃者が『正確にはわかりませんが1,2分たったころ』に気付いたと答えたのを、
検察官が
『もちろん時計などで確認したということではないのですね。』
と確認したうえで、
さらに、『感覚としては品川駅を出て、割とすぐという感じですか』
と聞き、
目撃者は『はい。そうです。』と答えている。
4日の公判で証人は、
①品川から青物横丁までは植草氏をはっきり見ていた。
植草氏は右手で吊革につかまり、ぐったりしていた。
誰とも密着していなかった。
証人が観察していた時間に痴漢の素振りは一切無かったことを証人ははっきり記憶している。と証言。
②大森海岸以降で、騒ぎ(なにかざわついた感じ)がして見ると、植草氏が二人の男に押さえ込まれていた。
最初の男は声も発さず、植草氏も声を発さず、変な雰囲気だった。
足を踏んだなどでからまれているように見えた。
二人目の男は野次馬のような男で、少し騒いでいた。
証人が『騒ぎ』と証言したのは、二人目の逮捕者が声をあげて植草氏を取り押さえたころのざわつきを指しているようです。
※被害者といわれる女性が声を出したことについて、
植草氏は被害者が『やや大きめの声をあげた』と証言していますが、
『子供がいるのに』といった言葉しか聞いていないと証言しています。
座席に座っていて、うとうとしていた証人が、線路の音などの影響もあり、被害者の声ではなく、男性の『騒ぎ』で初めて目が覚めたとしても、私はまったく不思議はないと思います。
③翌日、ニュースで痴漢事件と知って驚いた。
車内暴力というか、男に因縁をつけられて電車を降りていったと思っていた。
④証人は事件の詳細については、報道でも聞いていないし、弁護士も一切説明してくれなかったので、具体的にどこで何があったのかは知らないが、当初から、痴漢事件と聞いて、『変だなー』と思っていたと証言した。
検察官が痴漢事件がどこであったのか知っているのだろうと繰り返し問い詰めたが、
証人は『知らない』と答え、それでも執拗に検察官が『品川から蒲田の最初の3分の1、真ん中の3分の1、最後の3分の1のどこだと思うか』の質問に対して、
『それだったら、最後の3分の1じゃないんですか!』と腹を立てたように証言していた。
※注 7月13日エントリー
検察官は期待と異なる証言が示されたのか、絶句していたそうです。
証人は本当に事件の内容をほとんど知っていないことが誰の眼にもはっきりと分かる受け答えだったようです。
⑤裁判官からの『あなたがうとうとしている間に犯行があったのだとしたらそれは分からないのですね。』との質問に対しては、
『はい、それは分かりません。』とはっきり答えていた。
ありのままに真実を述べていることがよくわかる証言だったと傍聴した方はおっしゃっていました。
検察官からの『弁護人から事件がどこで起きたのかを聞いているのではないか』との質問に対しては、
『まったく聞いていない』と答えた。
青物横丁までの様子で、痴漢をしている可能性はゼロだったこと、
大森海岸以降の状況を見て、車内暴力に見えたこと、
翌日にニュースで痴漢事件と聞いて、『変だなー、単にごつい感じの二人の男にからまれただけに見えたのになー』という感想がニュースを聞いた瞬間からあったことを説明したところ、裁判長は納得した。
裁判長は起訴状から事件が品川出発から2、3分の間のものであることを当然知っており、
質問は、なぜ証人が痴漢のニュースを聞いた時にすぐに納得しなかったのかを素朴な疑問として質問したものとうかがわれます。
昨日の日刊スポーツの報道は、
証人が電車が入ってきてすぐに、人の列の後ろに並んで乗ったと証言したことから、
植草氏が先に電車に乗っていたのはおかしいとの記事を掲載していますが、
被告人質問で植草氏は、自分が電車に乗った時は車内はまだすいていて、その後何人も乗客が乗ってきて発車時点では混んだと供述しています。
植草氏は改札を通るときに『目の前に電車が止まっているな』と感じたことを証言していますが、
改札を通過する瞬間から電車に乗る瞬間までの記憶が途切れていて、目の前の電車にそのまま乗ったのかどうかは判明していません。
ふらふらと歩いて行って、到着した電車に人待ちの列の先頭近いところで乗った可能性があります。
また、証人は車内は混んではいない、『まばら』だったと証言しましたが、
これは椅子と椅子のあいだのことで、出入り口付近の四角のゾーンは人が触れ合う程度(表現は違うかもしれないけれどこのような意味)だったと証言したようです。
前回のエントリーでも書きましたが、
快速特急電車での青物横丁までの所要時間は2、3分だそうです。
起訴状では、犯行時刻は10時8分から10時10分で、電車の品川駅発車時刻は10時8分です。
犯行は発車後すぐに始まって、トータルで2~3分とされているはず。
4日の証人は、電車が品川駅を出発してから青物横丁を通り過ぎるまでの間は植草氏の様子をしっかり見ていたと証言しています。
繰り返しますが、品川を出発してから青物横丁を通過するまでの時間は2,3分になります。
したがって、証人の証言は事件の犯行時刻の植草氏の様子をはっきりと目撃したもので、
右手を吊革につかまり、うなだれて酔った様子で立っていたというものです。
これは植草氏が無実である最も重要な証言だと思います。
証人の証言の信憑性が問題になるとは思いますが、証言の詳細を追えば追うほど、
虚偽の証言とする根拠を見出すことは難しいと思います。
植草氏の弁護団は、被害者と言われる女性の供述、目撃者の供述を大枠では否定しないで、別に真犯人が存在し、植草氏が誤認されて取り押さえられたとの仮説を取っていると理解していますが、
昨日の証人の証言はこれを補強するものになっています。
他方、第二回公判の検察側目撃者は
① 眼鏡を覚えていない
② 勾留中の植草氏が痩せたことに気付かなかった
③ 電車内での被害者の位置があまりにも矛盾している
(目撃者のネクタイ結び目から、目撃者と被害者の間に立っていた女性の左肩までの
距離が40センチメートル、目撃者のネクタイ結び目から被害者の左肩の距離が77
センチメートル、目撃者はドアとドアの間の四角のゾーンの4本の吊革用手すりのうち、
進行方向に対して垂直の列車前方の手すりに下がる三つの吊革のなかの、進行方
向左側の吊皮を左手で握っていた、と証言した。これを車内図にあてはめると、
被害者の位置は列車進行方向に対して右側のドア付近になってしまう。
検察側目撃者は、被害者は車両の真中あたりに立っていたと証言している。)
この点はmojoさんが詳しく図解してくれました。
mojoコメント備忘録を一度訪問してみてください。
このことから検察側の目撃者証言は信頼するに値しないと考えられます。
◆証人の重要証言:追加もお読みください。
◆証人の重要証言:追加②もお読みください。
追記:一秀君の同級生のブログが更新されていました。
DATE : 2007/07/05 (Thu)
スリーネーションズリサーチ(株)HPに出版のお知らせが出ていました。
タイトル 『知られざる真実-勾留地にて-』
著者 植草 一秀
出版社 株式会社イプシロン出版企画
時期 2007年7月末予定
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追記:
私も今から読ませていただくのですが、mojoさんがブログに第二回公判でのやりとりに関してエントリーを出してくださったようです。mojoさんのブログ(mojoコメント備忘録)も是非一度訪問して見てください。
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初期報道で伝えられていた通り、植草氏が巻き込まれた事件は10:10分ごろに発生し
ている。
どこかの報道では、事件はちょうど青物横丁あたりで起きたと書いている記事があった
のを記憶している。
青物横丁を通過するあたりがちょうど10:10ごろ(所要時間の誤差を入れると、10:10~11ごろ)なのです。
(時間を計測した方が教えてくださったのですが品川から青物横丁までは2~3分だそうです。
被害者は電車出発からすぐ2~3分ほど触られたと証言しているようです。公判でそのような話が出ていた。)
被害者と言われる女性はそれまでの間2~3分間ほどさわり続けられ、そのあと、振り向き抗議している。
それが10:10ごろです。
昨日からの公判の報道をご覧になったでしょうか?
初期報道で『事件は10:10頃発生した』『それまで2~3分間もの間触り続けられた』と
書いていたのは昨日の公判の報道をした記者たちです。
なぜ、揃いも揃って昨日の公判を傍聴し、『役立つ証言できず』と書けるのだろうか。
記者がそう感じたから書いたのだろうか?私は違うと思う。
この記者らは起訴状の内容ももちろん知っている。
知った上でこのような書きかたをしているのだ。
今まで何度か取り上げた、富山の冤罪事件、鹿児島の冤罪事件。
取調べの滅茶苦茶さ加減が植草氏の場合と共通していると思いました。
しかし、富山の冤罪事件にも鹿児島の冤罪事件にもない問題が植草氏の事件にはあるのです。
マスコミ各社による虚偽の報道による世間への印象付けです。
植草氏は有名人だから報道される。ただそれだけだろうか。
昨日から今日にかけての報道を見て、私はそれだけでない意図を感じてしまう。
これがまともな報道かどうか一度考えて見て欲しいと思います。
昨日、証人は植草氏の無実証明に決定的と思われる証言をした。(7月4日エントリー参照)
公正な報道であればそれを記事にしているはずだ。
何かの報道を見てこのサイトに来てくれた方は是非今までのエントリーや旧ブログも是非一度読んでいってください。
(当ブログ左サイドバーの下にあるブログ内検索窓にキーワードを入れると記事が検索できるようになっています。)
決定的物証と書かれた繊維鑑定が本当はどのような内容だったか。
事件は警察のでっちあげ発言が嘘だったこと。
当初犯行を認めていた発言が警察官の嘘であること。
間違いないと報道された検察側の目撃証人の証言の数々の疑問点や矛盾点。
すべて大手マスコミの報道と事実の違いを一度だけでも読んで欲しいと思います。
私は今回の事件があったことで、逆に2004年の事件も冤罪であったことが明らかになると確信している。
DATE : 2007/07/05 (Thu)
植草一秀氏の出版予定の本
『知られざる真実 -勾留地にて-』
のお知らせが出ていました。
7月末には発売予定だそうです。
スリーネーションズリサーチ(株)HPより。
こちらにも転載させていただきます。
※昨日の公判の報道を目にした方は多いかと思いますが実際の公判の内容と異なった内容が伝えられています。是非昨日のエントリーも読んでください。目撃証人の方は大変重要な証言をしてくださっているのです。
■重要な目撃証言1
■重要な目撃証言2
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タイトル 『知られざる真実-勾留地にて-』
著者 植草 一秀
出版社 株式会社イプシロン出版企画
(http://www.upsilon-publishing.jp/)
時期 2007年7月末予定
『勾留132日間 東京拘置所内 渾身の書き下ろし』
『満身創痍にひるまず巨大権力に立ち向かう著者が現代日本政治経済の闇を抉る戦慄の告発書』
「苦難を克服し、信念を守って生きてゆきたい。発言を続けることは危険を伴う。しかし、人はパンのみに生きる存在ではない。いかなる妨害があろうとも屈服せず、勇気をもって今後も発言を続ける覚悟だ。」(第三章「不撓不屈」より)
本書の構成
プロローグ 想像力
第1章 偽装(小泉政権の経済金融政策を抉る)
第2章 炎(半生記)
第3章 不撓不屈(望ましい社会のあり方と生きがい論)
エピローグ
巻末資料 真相(事件の概要)
ご購入は大手書店またはネットブックショップにてお願い申し上げます。
DATE : 2007/07/04 (Wed)
実際の公判の内容と違う報道がなされているのにびっくりしました。
皆さんも報道と見比べて見てください。
実際の公判の内容(証人の証言)は、前回のエントリーに書いたとおり。
証人は犯行が行われたとされている時間帯の植草氏の様子をはっきりと証言しています。
『植草氏はつり革に右手で掴まり、ぐったりした状態で立っていた』
『誰とも密着してはいなかった』とも証言していたようです。
私が最初に見た報道では、青物横丁から騒ぎが起こった大森海岸まで証人は眠っており、犯行現場は見ていない。役立つ証言できず。などと書かれていました。
【内容】を見比べてみていただければ、これが全く違うことはわかっていただけると思います。
なぜ植草氏の事件の報道でいつもこのような報道がなされるのか理解に苦しみますが、
事実と違う報道であることは確かです。
今回もこうして、実際の公判内容の重要な部分が避けられた報道を目の当たりにしました。
大した有利な証言にもならなかったなどと表現されていますが、もし記者がそう思うのであれば起訴内容を知らないで書いているのでしょうか?
今日の証人の証言がどれほど重要な決定的目撃かはわかっていただけると思います。
証人の方は、なぜ証言しようとおもったかという質問にも答えていて、
こう話されていたそうです。
・車内で騒ぎを見たとき、がっしりした体格の男性2人が植草氏を押さえつけていた。植草氏は男に絡まれているのだと思った。
・(絡まれていると思っていたので?)翌日植草氏が痴漢で逮捕という報道を見たときに変だなと思った。
・その後、保釈の際、拘置所から出る植草氏の映像を見て、これは自分の知っていることを伝えなければならないとの思いから自分で連絡をつけるにはどうすればよいか探し、植草氏の会社のHPを見つけた。
・会社のFAXがずっと使われていなかったため長く連絡が取れなかったが、4月13日前後にHPのFAX番号が新しくなり(被告人質問追加より)、それで4月20日に連絡をつけることが出来た。
・あれから自分が見た事実は伝えなきゃいけないとずっと思って今日証言するに至った。
証人の方は、事件の詳細については弁護団からもほとんど説明を受けていないとの事。
『自分の覚えていることだけをそのまま話す』という前提で今日の公判に望んだとも話されていたようです。
その『覚えていること』がとても植草氏にとって大切な無実の証拠になったと私は思います。
体調も崩されていたようですが、証言してくれたことに心からありがとうございますとお伝えしたいです。
重要な目撃証言(本日の公判)も読んでください。