DATE : 2007/06/10 (Sun)
全くの事実無根の記事を週刊誌に書かれた事で植草氏は4社を相手に提訴しています。
毎日新聞社・講談社・小学館・徳間書店です。
明日から公判がはじまるようですね。
週刊誌に嘘が多いのは今までの裁判例を見てもはっきりしています。
植草氏のこちらの裁判の担当の弁護士さんは報道被害に詳しい方のようです。
報道被害に関する本も出版されています。(会見でお名前は出ていましたが、ご迷惑がかかるといけないと思うのでこちらのサイトではお名前も本のタイトルも伏せさせていただきますが。)
プライバシーの侵害など、報道被害にもいろいろあると思いますが、今回植草氏が提訴したのは『事実無根』の記事が書かれているもののようです。
週刊誌に嘘や誇張が多いのは今までの裁判例を見てもはっきりしていることだけれど、未だに嘘記事はなくなりません。
事実であってもプライバシーを侵害する記事もなくなりません。
記事を書いた人に言いたい。
自分が、または自分の大切な人が世間の人に多く読まれる雑誌で根も葉もないことを書かれたらどう思いますか?平気でいられるでしょうか?
嘘記事を書くという事がどれだけ大変な過ちを犯しているのかわかってほしいです。
ブログが炎上していたときに話題になった中年金融マンのブログもそうです。
おもしろいですかね。悪口の嘘を広めるのが。
嘘を書かれた本人やその家族・親族。どんなに心を痛めているか考えてみてほしいです。
名誉毀損の裁判ですし、嘘記事でもちろん植草氏の名誉が傷ついたと思う。
でも、名誉云々よりも心が傷ついたと思う。
こんな名誉ばかりでなく、心も傷つける嘘を裁判所は絶対許さないでほしい。
DATE : 2007/06/07 (Thu)
現行の微物鑑定(繊維鑑定)は手放しで賞賛できるレベルのものではない。
微物鑑定が証拠として提出された97年痴漢冤罪、いわゆる「長崎事件」では、「繊維鑑定書」では被疑者の手から採取された200本の繊維のうち、10本が痴漢をされたとする女子高生の下着と同じポリエステル製であり、「非常に類似している」との鑑定結果が添えられた。
しかし、被疑者と弁護人が私財を投げ打って民間の研究機関、大学、下着メーカーなどに改めて繊維の鑑定を依頼し、調査した結果は「繊維の太さが45%も違う」「別の衣類の繊維である可能性が極めて高い」というものだった。
ポリエステル繊維の太さが1.5倍も違うということはどういうことか?
旭化成で繊維の開発に従事した経験のある友人に聞いたところ「繊維の太さが変われば下着にせよ、上着にせよ、厚みも通気性も変わってくる。特にポリエステル自体は吸水性が乏しいので、下着であれば用途や季節が別と考えていいだろう」とのことであった。
そのため、裁判所もさすがに「鑑定結果は結局不明」として証拠採用を取りやめた。
(産経新聞:2007.5)
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97年の話ですが、繊維鑑定の部分で参考になるかと思いましたので書いておきます。
この事件の繊維鑑定。
検察に言わせれば『非常に類似している』鑑定結果は利害関係も一切ない民間の繊維のプロに言わせれば『別物と考えてよい』との事。
それから10年、鑑定技術は進歩しているに違いない。
それでも検察側が『類似』という表現をせざるを得ない植草氏の事件の鑑定結果というのは、
検察自ら『一致はしていない』
と言っているようなものなのです。
また、この事件は証言の信憑性が争点になっていましたが、男性は手をふり払われた時、
『すみません』と言った。
それを痴漢を認める言葉だったとして一審有罪になったのだ。
有罪とする根拠はそれしかなかったのだ。
裁判で嘘をつくと偽証罪という罪に問われるのかな?
全く別物でも類似と表現することは嘘ではないのかも知れない。
色だけは似てたんだ・・・。とか。いろいろ偽証罪にならない言い訳はあるでしょう。
植草氏の事件のように警官は聞いた、植草氏は言ってないという水掛け論に持ち込むことも警官の証言をはっきり嘘と証明するのは難しいことなのだろう。
しかし、人の人生を左右する裁判だ。
裁判官も正確な資料を見せてもらえなければ判断を誤ってしまうではないか。
検察や警察の不祥事や罪のでっちあげなど『まだあるか!?』と思うほど明らかになってきていますが、嘘の証拠は出さずに正々堂々とやってほしいものです。
DATE : 2007/06/05 (Tue)
よくコメント欄でも出てきていましたが、つり革の件。
何が問題なの?というメールをいただいたので改めて。
右手はつり革を掴んでたはずとか逮捕者によれば後からつり革を掴んだとか
いろいろありますが、
掴んでたつり革の『位置』がまず重要なんだと思うのです。
まず、被害者といわれる女性は振り返ったとき、植草氏は2~3歩下がったと証言してるんですよ。
(被害者の証言は非公開ですが、弁護団が変わったときに今後どのような立証をするか・・という話のときに弁護士さんが公判で言っていた)
この2~3歩さがったというのは目撃証人も同じような事を言ってるわけですが、逮捕者は下がれるスペースはなかったと言っている。
そして、逮捕者はどのつり革を植草氏が持っていたか、公判で図に書き入れている。
これが植草氏の証言とほとんど一致していて、被害者の証言を否定するものなんでしょう。
逮捕者は結局検察側弁護側両方からの証人申請となっているみたいですが、
弁護側はこのつり革の位置を問題にしてたんですよね。
つり革の位置が被害者の言っている位置ではおかしいと。
第三者である逮捕者も違う場所だったと言ってますよとそういう事なのです。
http://yuutama1.blog.shinobi.jp/Entry/76/#comment6
こちらも参考にしてください。
ここが重要なんですよね。
DATE : 2007/06/04 (Mon)
今日夕方6時からのバンキシャで富山の冤罪事件を取り上げていた。
強姦事件の犯人とされ、取調べでは『はい』か『いいえ』しか言うな
と言われていたあの男性だ。
男性本人が出演していた。穏やかな話し方の男性だった。
警察や検察のでたらめな取調べは多く取り上げられているので
ご存知ない方は『富山 冤罪』で検索して見てみてほしいと思います。
男性は冤罪判明後に『県警の取調官と検察を恨まない』という覚書にもサインさせられたという事だった。
検察も警察も一人の人生をめちゃくちゃにした事を何とも思っていないし
組織を変えようなどとは微塵も思っていないのですね。
この男性の兄弟は、当時は、まさか警察が嘘をつくとは思わず
男性を犯人と思い込んだ。
兄弟からも犯人と思われ、絶縁状態で、拘留中の男性は追い詰められていったのだ。
警察が嘘をつくわけがないという神話のようなものが未だにある。
本当はそうでなければならないのだけど、事実は違う。
嘘をついても、でっちあげをしても追求もされず、逆に守られるのがわかってて
平気で嘘をつく体質になっている。直す気も詫びる気もないようだ。
植草氏の事件でもどれだけ警察側に嘘があるか。
前回の事件も今回の事件も、第三者が一切確認できない状況の事を警察側が捏造し、
その書類などを元に裁判が進められていることにとても怒りを感じます。
DATE : 2007/06/02 (Sat)
月2回発行されていたレポートが再開するとのお知らせが出ていました。
植草一秀氏のお知らせを拝見すると、PCが押収されていたままで再開するにも名簿等が手元になかったようです。
警察がPCを押収することは違法ではないのでしょうが、それによって経営する会社の業務に支障をきたすのはいかがなものか。
何らかの容疑をかけられている人は保釈後も会社の経営ができなくても当たり前でしょうか。
保釈されてから半年経ってからのやっとの再開です。
痴漢容疑というのはほかの罪に比べてやってないものでも認めてしまう人は多いと思います。
認めるまでは会社の資料は返さないとは言わなくても、植草氏のように半年も会社の経営に手をつけることもできなくなってしまうのでは、自白を強要する取引のひとつになってしまっているでしょう?
こういう無言の圧力をかけることが捜査でしょうか?
9月13日から数えれば拘留131日。7月のレポート再開まで約10ヶ月です。
嘘でも認めた場合の痴漢の罪での刑罰と、真実を貫いて認めなかった場合に失うものとを秤にかけるとこのように極端な結果になる。痴漢冤罪で涙を飲む人はなくなりません。
今回再開されたのも押収されていたPCが帰ってきたわけではないと思う。
植草氏も『会員様にレポートが届かないなどの不備があればご連絡をください』と書いていることからもPCが帰ってきたわけではないことは明らかでしょう。
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私は今回のレポートの再開が心から嬉しい。
復帰の第一歩だと思っています。
積み上げたものがだめになっても、また一から積み上げたらいいのだと思います。
言うのは簡単、やるのはとても大変なことはわかっているけど。
それをがんばってやり遂げてくれる植草氏を私はずっと応援したいなと思う。
DATE : 2007/05/31 (Thu)
6月20日号をHP上に掲載し、7月5日号よりメール便にて発送を再開とのことですよ。
お知らせはスリーネーションズリサーチ(株)の
『金利・為替・株価特報』発行再開のおしらせにでていました。
再開とうかがって、私もいろいろ思うところありますが、先にお知らせです。