DATE : 2007/10/02 (Tue)
10月4日に行われる講演。
詳細を連帯運動さんより転載させていただきます。
梓澤弁護士とお二人で来られるのでしょうかねえ。まさかあつかましい付添い人はいないでしょうね。
とても楽しみにしております。
「藪の中」でやり過ごしていいのか !?
一連の迷惑防止条例違反事件について
植草一秀・梓沢和幸弁護士
の話を聞く会
「連帯運動」の呼びかけ人の一人である梓沢和幸弁護士は、迷惑防止条例違反で訴えられている経済学者・植草一秀氏の事件は冤罪だとの確信に基づいて弁護活動を続けています。現時点で、「警察・検察の不法・横暴を許さない連帯運動」事務局としては必ずしも冤罪だと判断しているわけではありませんが、当事者の主張を聞く会を持つだけの意味はあると感じています。
そこで事務局として、有罪となった前の事件も含めて植草一秀氏と梓沢和幸弁護士の話を聞き、かつ質疑応答によりこの問題の核心に迫ろうと考え、以下のような会を企画いたしました。安倍内閣退陣により発足する新内閣を解散に向けて追い詰める大事な時期ですが、本人を励ます意味でも、是非参加して話を聞き、質問をしてください。
会合名: 「植草一秀・梓沢弁護士の話を聞く会」
話し手: 植草一秀氏 & 梓沢和幸弁護士
日 時: 10月4日(木)午後6:30時~21:00時
会 場: 日本教育会館一ツ橋ホール703会議室
東京都千代田区一ツ橋1-6-2 Tel 03(3230)2831
参加費: 1,000円(資料代含む)
今回のこの会合が事件後初の公の場での発言になるかと思いますが、
植草さんはマスコミで散々真実とはかけ離れた報道をされてきた。
それに勝つためにはもっともっと表に出て植草さんの側からも情報を発信したほうがよいと私は思う。
雑誌でもインタビューでも。
間違った情報は必ず否定しなければいけない。
DATE : 2007/09/28 (Fri)
植草さんの事件に関連して、私を任意で事情聴取したいという電話だった。
一番初めの電話は事件から一週間ほど経った平日、会社にいた夕方4時ごろだった。
『あなたYさん?植草知ってるよね。植草一秀。あなたも任意で事情聴取したいんだけど』
という電話だった。
『あなた名前はYでいいの?住所は○○でいいの?』
『来れないならこっちから捜査員を派遣するからさ。』と言われたが、全て明日、こちらから電話をする。
そのときに聴取に応じるかどうかも返事をするという事で電話を切った。
その人は、電話を切る時、『聴取は任意だけど、応じないと検察が調べることになるから』と言って切った。
これは脅かしではないか。
一般的に警察は、市民の味方として尽力してくれているが、警察からの電話は怖いものだ。
ましてや事情聴取と言われ応じなければ検察が調べることになるからねと言われれば誰だって気味が悪いだろう。
そして、明日こちらから電話をすると言ったにも関わらず、その日の夜、また電話がかかってきた。
翌日の朝もまたかかってきた。
最初の電話以外はある方の勧めで携帯に機器を繋ぎ、会話を録音しながら話した。
今でもそのテープは残っている。
電話では
捜『あいつはさぁ、やってんだよ』
私『今の時点ではただの容疑でしょう?』
捜『容疑だけどさぁ、わかってるんだよ。やってるの。』
捜『あいつはね、おかしいの。あんたもおかしいと思うでしょ?』
私『思いません。』
捜『あ。そう・・・、あんたがそう思うのは自由だけどさぁ。あいつはやってんだよ。』
あいつ呼ばわりでこういう会話が繰り返された。
この『あいつはやってんだよ』発言の蒲田署員が、植草さんの取調べでは
『先生にはこんなところにいないですぐ仕事をして欲しいんだ』
『日本は今大事な時期だからこんなことに時間をかけてはだめだ。大事な仕事を早くして欲しいんですよ』
と言った人物と同一人物であることを知り驚いた。
私が最初に電話を受けたのは逮捕があった9月だ。
私はこの電話の会話から、最初から犯人は誰かという真相追及をする気などなかったのではないかと思っている。
女性がこの人ですと言ってもその人が犯人かどうかはわからない。
特に植草さんの場合は今まで何度も言われているように女性の犯人特定がちゃんとできていない。
犯人を最初に植草さんと決めて捜査・取り調べをしては真実は見えないのだ。
DATE : 2007/09/28 (Fri)
月刊日本10月号に記事があるそうです。
10月4日(木)
警察・検察の無法横暴を許さない連帯運動さんでの公演があるそうです。
コメント欄で教えて下さった方ありがとうございます。
民事訴訟の弁護団長の梓澤和幸弁護士(提訴の際、記者会見されていた方です)と植草氏お二人の講演のようです。
梓澤弁護士は『報道被害』という本を出版されています。
弁護士さんの中でも植草氏が提訴しているような報道被害のエキスパートの方だそうです。
追記:
・会場:日本教育会館一ツ橋ホール703会議室
※参加費(資料代含む)として1,000円。事前予約はいりません。
教えて下さった方ありがとう。
DATE : 2007/09/25 (Tue)
検察は普通の事を殊更に強調している。
植草さんの裁判で、検察は、ごくごく普通の事であるにも関わらず、
植草さんが犯人であるように印象付けようと強調している。
例えば繊維鑑定。
最終弁論のあった8月21日の公判でも述べられていたようですが、
植草さんの手から検出された繊維は女性のスカートを構成する4種類の繊維の中の内、一種類に関してのみ色調が類似したものがあったというだけでした。(普通は4種類あるなら、同じぐらいの割合で付着していていいはずだと思いませんか?)
そしてそれもわずか3本です。
それもその鑑定は、植草さんの手からはガムテープで付着物を採取し、女性のスカートは繊維を切り取って、さらにその繊維をほぐし照合したもので、採取方法の条件自体も違うものです。
それにスカートのどの部分から切り取ったのかすら明らかにされていない事も最終弁論でわかりました。
繊維鑑定についてはmojoさんが以前詳しく調べてくださったことも参考にしていただきたいのですが、
(http://yuutama1.blog.shinobi.jp/Entry/99/)
最終弁論でも述べられていたことをそのまま書くと、
光学顕微鏡というのは色調の確定には適さないということです。
科捜研は光学顕微鏡で植草さんの手にあった3本の繊維の青色とスカートの繊維の青色が類似していると結果報告したのですが、科捜研の研究員自身が
『薄い色の木綿繊維は糸をほぐすと無色に見える』と言っていたそうで、ご自分のおっしゃった事と矛盾する鑑定結果を主張されているようです。
青色繊維というのはなぜだか分らないが多く空気中に漂っているそうです。
そして弁護団が鑑定したように、取っ組み合いになった京急職員の制服も同じ青色でした。
それを殊更女性のスカートの繊維だと強調しているだけで、検察の根拠は薄弱極まりないものなのです。
http://koufu.exblog.jp/5650050
↑mojoさんのサイトの繊維鑑定もぜひ読んでみてください。
DATE : 2007/09/24 (Mon)
検察側目撃証人は、蒲田駅で植草さんと逮捕者2名・被害者が降りた後の様子を車内から見、こう証言している。
『電車をおりた直後のホームで、おじさんが逃げるようなそぶりをした形になりました。』
しかし、逮捕者が証人として出廷した2007年3月28日の公判で、逮捕者は裁判官の一人に
ホームに降りた後の状況について
『先ほどホームにおりてから、後ろに戻ろうとする行動をとったということなんですけれども、それは要するに、逃げようとしたということですか。』
と聞かれ、
『いえ、後ろからついてきている女子高生と話がしたいということを主張していたので、彼女の前に行こうとしているんだと思いました。』と答えています。
検察側目撃者の証言には逃げるような素振り・・・と自分の思い込みが入っていないでしょうか。
検察側目撃者は、植草氏の事件をインターネットのニュースで見たそうですが、全ての証言において、
車内での記憶とは別に、そのニュースなどでの『この人が犯人』という思い込みが入っていないでしょうか。
実はめがねもかけてない傘も持ってない全く別人の犯人を見てたのに、後から見た情報が上書きされているのではないでしょうか?
それと、mojoさんが以前コメント欄に転載してくださった2006年9月15日朝6時のスポニチの記事に
★スポーツ報知(9月15日、朝6時)
電車が京急蒲田駅に着くと、一瞬、逃げるそぶりも見せたという同容疑者。
とある。
これは誰が話したことだろう。
逃げようとしていたなどとは、今のところ検察側目撃証人しか言っていないのだけど。
15日朝6時には検察側目撃者は名乗り出ていないはずなんですけどね。
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今日、メールで
この報道
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070922k0000e040062000c.html
ですが、これぞまさしく警察が適当に「警察官があんまり悪くないよう」に発表したのをそのまま鵜呑みにして報道した結果招いた混乱のいい例ではないでしょうか?とメールをいただきました。
DATE : 2007/09/22 (Sat)
論告の際の検察官の発言で納得いかないものがいくつもある。
検察官は論告の際、以下の事を述べた。
・『被告人が痴漢と間違われているのに大声で抗議しなかったのは了解不能である』
・『被害者の言葉は自分に発せられたものではないと主張する一方で、かかわり合いたくないと思って体の向きを変えた事は不合理である』
・『被告人は、「子供がいるのに」と言ったのを聞いただけで痴漢事件だと思ったと供述、それは被告が痴漢の犯人であることを強く推認させる』
・『被告人が「本件電車内で、痴漢については、自分は人違いであると考えていた」と供述する一方で、「だれか目撃した人はいませんか」などと声を上げていないことから、被告人の犯人性が明らかである』
検察官がこのように論告で述べている。
しかし、はたして検察官の言うとおり、これら全ては了解不能で不合理なものだろうか?
犯人でない人は皆大声で抗議するのだろうか。人の反応は十人十色だ。
くだらない主観の入った決めつけを根拠にするこの検察官は何を考えているのか。
一度冤罪で苦い思いをしている植草さんが、揉め事は自分とは関係ない事であってほしいと思いつつ、体の向きを変えることがそんなに不合理だろうか。
自分の考えは過去の経験に左右される部分が大きいと思う。
女性の言葉だけでなく、抗議の仕方などから、痴漢事件かもしれないと思うこと。
それが痴漢の犯人だと強く推認できることだろうか。
過去の苦い経験は忘れられるものではない。ましてやマスコミからも散々書かれ、忘れようにも忘れられないのではないだろうか。すぐに脳裏をよぎる事だろう。
犯人だと推認できるなど、全く見当違いの話だ。
車内で目撃者や真犯人を捜さないと犯人だと思われても仕方がないのだろうか。
犯人なら逆にわざとらしく目撃者はいませんか?と呼びかけることもあるのではないか。
何が不合理なのか、私にはさっぱりわかりません。
検察官の主観で何を思うも主張するも勝手だが、事実の認定は証拠によると決まっているのです。
きちんと証拠によって裁判官の方々には判断していただきたいと思います。
DATE : 2007/09/21 (Fri)
1、品川駅を発車した直後から2~3分の間、被害者の後ろに密着して立っていた犯人から、臀部左側面付近や右側面付近を手のひらと指でなでまわすように触られた。と供述。
2、犯人を確認するために、みずからの左臀部を触っている犯人の左手を確認したところ、その手が来る方向・角度から真後ろの人間が犯人である事を確認した。と供述。
3、体自体を折り曲げず、単に顔をほぼ横に向けて、視線をやや下にむける姿勢から自分の左臀部を触っている犯人の左手を見、さらに手首にかかった傘の取っ手を見た。と供述。
4、犯人がスカートをたくしあげ、下着の上から臀部を触るという行為に出たため、やめさせるために振り返り『やめてください』と言ったとき犯人の顔・姿を見たこれが植草氏だった。と供述。
5、植草氏が逮捕者にネクタイを掴まれた時、植草氏が自分の方に向って歩いてきて、『ごめん』のような言葉を言った。と供述。
被害者と言われる女性の供述はすべて非公開になっているが、最終弁論で弁護士さんが引用した部分から以上のことが被害者の供述に含まれているとわかっている。
1の痴漢被害にあった時間。
再三書いているように、この時間帯に何もしていない植草氏を目撃している人がいます。
7月4日公判での目撃者証言(参照)
2の犯人のいた方向。
植草氏は被害者と言われる女性の右後ろに立っており、真後ろにいたわけではありません。
目撃証人は植草氏が誰とも密着していなかったのも見ています。
7月4日公判での目撃者証言(参照)
3の姿勢で見れるかどうか。
一度立ってやってみてください。
左のおしりあたりにある手と手首(にかかった傘)まで見るには視線を下に落とす程度では見れません。
これに関して、わざわざよく見えるように視線の位置とは違うところから取った写真が検察側から視認できた証拠として出されているようですね。
2004年の品川での事件の時と同じです。
あの時も、警官はどうやっても植草氏が見えないはずの角度なのに、証言とは違う視点・アングルで写真撮影がされていたことが明らかになっています。自分で確認しました。
4の振り返って見たことに関して。
振り返って最初に目に入ったのが植草氏だったかもしれないが、だからと言って犯人とどうして確定できるのかさっぱりわからない。
真犯人がいるならば、振り返った時にはすでに真犯人は逃げているでしょう。
逆に本当に痴漢をした人なら、わざわざ振り返った時に一番疑われやすい位置に突っ立っていることはありえない。
5のごめんのような言葉
植草氏はこのような言葉は言っていないと証言しているし、逮捕者の供述からも、植草氏がこのような言葉を発した事はない事は裏付けられている。
逮捕者の証言によれば、ネクタイを掴んだというタイミングは蒲田に着く直前とのことで、そのまま二人でドアの先頭に立ち出て行った事から被害者の供述のような事はありえない。
5に代表されるように、被害者には勘違いがあるのではないだろうか。
痴漢被害にあい、気が動転している事は考えられるので、記憶違いで植草さんが犯人だと思ってしまっているのではないだろうか。