DATE : 2007/03/16 (Fri)
『車内で女性に不快感を与えるような行為をした』と言っていたなどと証言したようですが
植草一秀氏はこれを全面否認している。
前回の公判を傍聴した方によれば、
植草氏は駅事務室では警官とは会話そのものをほとんどしておらず、
取調べの際に『駅では認めたのではないのか』という事も聞かれてすらいない
と完全に警官の証言を完全に否定していたそうだ。
この真っ向から対立する主張を当時の報道と照らし合わせてみたい。
事件当時の報道では、植草氏が駅で事件を認めたという報道は私の知る限り出ていない。
この『一旦認めていた』と出始めたのは起訴後の報道です。
当時の旧ブログ2006.11.24にも書いてある。
http://yuutama.exblog.jp/4737133/
事件があってすぐの警察からのリークに基づいた詳細な報道でこの『認めていた』という内容が無い事に注目したい。
(植草氏は右手に鞄左手に傘を持っており、そんなことは出来ないと否認していると伝えている。)
それが起訴後の報道になるとなぜかこの『一時は認めていた』の話が出てくる。
植草一秀氏は一貫して否認をしており、当然認めた様な発言はしていないが、
それが起訴までの期間に一時は認めていたという話がつけ加えられているのだ。
そしてそれを一般人ではなく、『警官が』聞いたことにされているのだ。
(警官の証言は一般人のそれよりもなぜか信用される傾向にあるのが今の日本の裁判所だ。)
事件翌日などのリークに基づいたあれ程詳しい報道に、この認めていた発言が無い事が
植草氏がこのような発言はしておらず、あのA警官の証言が極めて疑わしい証拠なのではないだろうか。
この事件の報道があり、私は旧ブログ2006.11.26に
http://yuutama.exblog.jp/4751308/
2004年の事件の際、植草氏は高輪警察署に行く前に、一旦駅近くの交番に行っています。
この交番で『会話した』とされる内容が捏造されていたのですが、
今回はそういう事はないのだろうか。それがとても気になります。
と書いた。
2004年に起きた事件では『現行犯人逮捕手続き書』というものまで捏造されていたことが明らかになっています。(2004年の公判で志賀巡査部長が後から作った事を認めています。現役警官が現行犯人逮捕手続書を捏造した事を認めたのだ。)
前回の事件で行われた会話内容の捏造・書類の捏造がまさか今回も・・・と当時から危惧していたところ
まさにその通りの手口が再度使わたと感じている。
DATE : 2007/03/15 (Thu)
写真を見た・見ない写真があった・なかったは、その証人の証言の信憑性という意味でのみ考えてしまっていました。
『予断はない』ということが言いたかったのだと言われて、お恥ずかしい話、初めてそういう事だったのかと気がつきました・・・。
http://yuutama1.blog.shinobi.jp/Entry/14/#comment14
写真などは特に見ていないという事で証言までの間に影響されて植草氏だと思ったわけではないという事が言いたかったんですね。
目撃証人としては熊八さんが書いてくださったように、
メガネも覚えてない
電車内では植草氏だとはわからず、後に言われて見ればそうかもと思ったと証言
酔っているようにも見えなかった(警官証言と矛盾)
鞄や傘も見ていない
痩せた植草氏を見ても『当時と同じ』と答える
これでは証人として成り立たないと私は思う。
同じく書いてくださったように
植草氏かどうか当時わからなかった(気づかなかった)状態で植草氏なんじゃないかと言われたら
やはり調べてみると思います。この辺もおっしゃるとおり不自然さは拭えない気がします。
(ネットも見れる環境にあるみたいですし。普通なら間違いないかどうか確認するんじゃないかなぁ。)
それもこれも『予断は一切なく間違いない』と印象付けたい検察側の裁判戦術ということになるのでしょうか。
私のサイトに写真がないと言ったことで余計におかしな話になっているとは思いますけど・・・。
それとよく他のところでも書かれていることなのですが、電車内から通報があったというのが気になります。
本当かどうか。どこかに出てましたっけ?
過去の報道では、駅員の通報により駆けつけたと書いてあるものもあり、この件は、私は確認できないのであまり触れないでいましたが・・・。
DATE : 2007/03/13 (Tue)
東京で息子さんが痴漢事件に巻き込まれ、その無実を訴えている父親がいるという
ニュースが出ていた。
私はこの方の事件は全く知らないけれど、やはり気になるので色々ニュースを見た。
この事件の被害者といわれる女性はその触られたというその時点で腕をつかむなどという
犯人の誤認を避けるための行動をしていない。
被害を受けたと言っている女性を責めているのではないが、【誰がやったのか】という一番決定的な部分が完全に抜け落ちていていいとは思わない。
誰の手かという事の特定は非常に大事で、それは決して省略できない事ではないかと思う。
もし痴漢するなら例え女性が騒ぎ出しても自分ではなく他の人が間違われるように上手くやろうとするのが心理だろう。
例えば後ろに振り返って一番近くに居た男性が犯人だと思ってよいものか。
そういう場合もあれば、それは本当に痴漢をした犯人がうまく盾として使われた男性が何も知らずに立ってただけかも知れないのだ。
だからこそ決定的な(手を掴むなどの)犯人の特定は省けない事だと思う。
この方の事件のことは詳細を知らないのでなんとも言えないが、
それぞれの立場で色々考えることはあるだろう。
女性は、触られて泣き寝入りなんてしたくないし許せないと思うだろう。
(本当に間違われた無実の)男性からすれば、冗談じゃない、やってない。
でも色々痴漢冤罪と言われる事件や今の『それでもボクはやってない』などを見ると、
本当にやってなくても無実がわかってもらえるかどうか半ば絶望的な気持ちにもなるだろう。
今の痴漢冤罪の裁判は、やっていないという証拠を出しなさいという無理難題を男性側に突きつける
納得がいかないものだ。
『やってない証拠』が出せなきゃ『やった証拠』が曖昧でもあなたが犯人ね。
この論理はおかしいよ。
疑わしきは被告人の利益にが原則なんですよね?裁判って。
やってない証拠は出せるものではないですよ。
やった証拠は出せるでしょう。でもそれがあのいい加減な目撃証言とテキトーな鑑定結果なんでしょうか。
DATE : 2007/03/11 (Sun)
前回の投稿で書いた初期の報道が公判になってからの話と違うのも、ただ間違えたとは思えない。
警察や検察が辻褄あわせをしているのが伺えるのです。
私が植草氏の事件はおかしいと感じる理由のひとつでもあるのですが、
mojoさんが今日またすごい書き込みを見つけてくれた。(下に転載)
mojoさんによれば、以下のコメントが10月5日の時点で書き込まれたということだけれど、10月に大崎で植草氏が宴会に出ていたことを報道はしていないと思う。
顧問をなさっていた会社の最寄り駅が大崎であっても、周辺で宴会をするとは限らないので以下の書き込みは変だと思う。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
公判や公式の植草氏のコメントがでる前に何故かこういう書き込みがなされる事があるのが植草氏の事件は何かおかしいと感じる理由のひとつだ。
2004年の事件の時も同じことがありました。
私のブログに書き込まれたコメントの内容がそっくりそのままその数日後の公判の内容だったのです。
それも内容は植草氏に対して悪意を持って書き込まれていた。
書き込みがあり、数日後の公判でまったく同じ内容の話が出てびっくりしたのを覚えている。
公判で話が出る前にこういう事を書ける人物は限られているはずなんです。
こういうのがあるのっておかしいと思いませんか?
DATE : 2007/03/09 (Fri)
最近、速記録やら9月ごろのネットのニュースを保存しておいたものを見直しています。
そこで気になったのが、9月14日配信のネットのニュース。
事件が起こったのは9月13日なので、9月14日配信のニュースで詳しく伝えているものは当然警察からリークされたものだと考えます。
間違いなくそうでしょう。他に詳しく知りようがない。
13日夜とか14日とかに被害者と言われる人物や逮捕者2名の調書が作成され、その供述がリークされ書かれているものだと思う。
晴天とら日和さんが当時の記事を色々UPしてくださっているので一部引用させていただく。
スポーツニッポン 2006年9月14日 (木)
◆・【調べによると、植草容疑者は13日午後10時15分ごろ、京浜急行下り線の車内で、神奈川県内に住む高校2年生の女子生徒の臀(でん)部をさわった疑い。京急品川駅を同10時8分に出た快速特急に乗り、制服姿の女子生徒の右後方から体を密着させて、左手で右臀部をスカートの上から触った。車内の座席は埋まっており、立っている人も多くいたが、乗客の体が触れ合うほど込んではいなかった。
日刊スポーツの記事も
◆・【調べによると、植草容疑者は品川を発車直後から女子生徒の右背後に立ち、左手でスカートの上から尻の右側を触り
となっている。
晴天とら日和さんを見ていただければ全文読めますが、
このスポニチは当然警察から聞いたと思わざるを得ないほど詳しく書いてあるわけです。
左手で触ってたと当初被害者などが証言していたのは右側のお尻だったの?
今は目撃証人の話を聞くと左手で左側になっていると思いますが・・・。(速記録参照)
これって警察発表(要するに、誰か被害者か目撃した人物が、警官に証言した)状況と、
公判の目撃者の証言が食い違う。
書き間違いじゃなく、発表と“その後”が変わった?
被害者と言われる女性が言う『手首にかけてた傘』が見えやすい位置に供述も証言も修正したのかな?
被害者と言われる女性が手首に傘をかけて触っているのを見たと報道されていましたが、左手に傘をかけて左手で右のお尻を触ってたなら、手首にかけた傘はもっと見えない位置になりませんか?
真後ろっていう感じで。まず見えはしない。
一番最初の被害者と言われる女性の供述調書ってどうなっているんだろう?
見てみたいです。
なんだかころころ変わっているようで。
スポニチの記事に
『車内の座席は埋まっており、立っている人も多くいたが、乗客の体が触れ合うほど込んではいなかった。』と書いてありますが、これも速記録を読むと証人の証言にほぼ同じ表現がある。
検察で4回打ち合わせをしたようなので車内の混み具合の証言を被害者と言われる女性の証言に合わせたのかな?
都合の悪いところは変更し、他の証言と辻褄を合わせ、なんだか痴漢事件のストーリーを作り上げてる気がするのは私だけだろうか。
いつの時点で右から左になったんだろう。
過去の記事を見てみると、色々警察発表との矛盾点が出てきそうですね。
DATE : 2007/03/08 (Thu)
見たときにはもう終わりだったので内容はわからずじまいだった。
その番組はみのもんた氏の朝のワイドショーだったのですが、みのもんた氏が富山県警のことを『冤罪の人に対してとんでもないことだ』というように正義感たっぷりで責めていたが、植草一秀氏の公判があった翌日植草氏の事件に関してみのもんた氏は事件の事を検察側の言い分だけを引用し断定的に伝えていた。
数日前自分のやった『とんでもないこと』を忘れたのか。
今、植草一秀氏の事件は裁判中です。植草氏は無実を訴え全面的に争っている。
冤罪かも知れない人に対して公共の電波を使い誹謗するような事を言ったのではないのか。
富山県警のやったことは捜査機関としてあるまじき事だけれど、みのもんた氏は自分の発言を棚に上げて富山県警を批判することはできないはずだと怒りを覚えた。
TVがどれだけの人に影響を与えるか、そのTVがどれだけの報道被害を生んでいるか考えろ。
みのもんた氏がお昼の番組で紹介した食材はそのあとスーパーでとても売れるらしい。
あるある大辞典の影響で納豆が売り切れ続出になったのも同じことだ。
納豆の件は全くの捏造だったが消費者は放送内容を鵜呑みにし信じてしまっていた。
そういう人が多く見ているTVでの発言は世間にどれだけの影響を与えるだろうか。
TVの影響力は出演者がこれほどまでに発言に無責任で良いほど小さいものではない。
少なくとも、植草氏は今係争中である。
TVで影響力のある人物が係争中の案件に関して自分の勝手な判断で断定的に話すことは許されない。
それを鵜呑みにする多数の視聴者がいるからだ。
視聴者には正確な情報を伝えなければならないのだ。
無実を訴え続けているものに対し正しい報道をせず、勝手な憶測で話すことで私刑を与えていることは重罪なのだ。
謀略説をとると、おおむね次のようになるか。
(毎日新聞10月4日記事をベースにして)
我々実行班5名(指揮、女子高生、乗客2、見張)はJR大崎駅の居酒屋から出てきた植草氏と知人とを追尾した。都合よく知人は渋谷方面に別れた。植草氏の自宅のある品川駅は大崎から一駅、電車に乗り込み、全員位置に着いたが、女子高生役のポジションが植草氏に近づけぬまま、品川駅に到着、植草氏下車、やむなく我々も後に続く。
今日も失敗と落胆。だが自宅に向かうと思いきや植草氏、京急下り線に向かい午後十時八分の下り快特に乗った。自宅と反対方向、この時刻に何用あってと思ったが、我々に関係ない。我々は粛々と任務を遂行するのみ。次の停車は京急蒲田駅、工作する時間はタップリある。混みようもマズマズ、植草氏何も知らずに半ば眠りながら立ってる。
かくして、報道された通り,赫々たる成果を上げた我々は、その筋から過分の成功報酬を貰ったことは云うまでも無い。