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DATE : 2024/11/23 (Sat)
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DATE : 2007/04/01 (Sun)
28日の公判で植草一秀氏への被告人質問があった。

植草氏が証言した内容をまとめると以下のようになります。
速記録とは違うので、実際に話した言葉とは表現に一部違う部分があるかと思います。

植草氏は9月13日当日、傘と書類がたくさん入った重さ4kgのかばんを持っていた。
着ていた洋服はグレーのスーツに赤系統のネクタイ。めがねは青っぽいふちのめがねだった。

電車に乗り込み、乗り込んだドアの反対側のドアに近いあたりにいた。
お酒に酔っていたこともあり、ぐったりと眠ったように立っていたところ、女性の大きな声がして目を覚ました。
『子供がいるのに』というような言葉を発していたのを覚えている。
その大声にびっくりして目を覚まし、意識がはっきりした。
その時、電車の進行方向に対し左側のドアの方向に向かって立っていた。
傘は杖のようにしていた。かばんは右の肩にかけていたと思う。右手はつり革に掴まっていたように思う。

女性の声で目を覚ますと、女性が確か左回りに振り返りながら自分の右前に移動するのが見えた。
その女性との間は70~80センチだったと思う。
(冒頭陳述で1M~1.5Mという表現があったが、それは自分の感覚ではそれぐらいだと思ったが、再現映像を作る際に記憶を元に測ったらそれは70~80センチであることがわかった。)

女性がやや大きめの声で騒いでいたので痴漢騒ぎだと思った。
自分は絶対に関わりあいたくないと思い、場所はその場からほとんど動かず、少し向きを右向き(進行方向向き)に変えて目を閉じて下を向いて立っていた。

しばらくしてから左側と後ろ側を(多分2人に)つかまれた。
植草氏が関わりあいたくないと思い向きを少し変えてから30秒~60秒ぐらいだった。
大きな声ではなく、つぶやくように小さな声で『ちょっと待ってください。何もしてませんよ』と言ったと思う。
それは、顔を知られているし、以前にも事件に巻き込まれているので、自分とわかると大騒ぎになる、ここで騒ぎにしたくないと思ったからだった。

蒲田駅に着くまで、ずっと先ほどと同じ体勢だった。
女性の状況は目を閉じていたので見ていない。泣いていたといわれる声は聞こえなかった。
女性と話をして誤解をとかなければならないと考えていた。
女性からは話しかけられていない。手で謝るようなしぐさもしていない。
到着するまでの間男性にネクタイをつかまれたという事もない。
自分を押さえた男性は降りる直前に『逃げるなよ』というようなことを言ったと思う。
『逃げませんよ』と答えたように思う。

進行方向に向かって左側のドアが開いた。
横と後ろを強く掴まれたまま電車を降りた。
女性と話をしなければと思っていたのが出来なかった。
『女性と話をさせて欲しい』と何度も言ったが、押さえた男性たちは何も答えなかった。
自分はやってない、間違いだというような言葉は言わなかったが、それは自分が痴漢をしたという認識はなかったが、女性の声で目が覚めるまでは眠ったような状態であったので、何があったのかわからない。
まず、女性と話して誤解を解かなければならないと考えていたから。

その後事務室でも、女性がどのような内容で被害を訴えているのか聞かされることはなかった。
痴漢と間違われたのはわかっていたが、どのようなことなのか具体的には何もわからなかった。
駅員もダメだと言い、女性と話をさせてくれなかった。
それで女性の居るであろう場所に行こうとし、体格の良い駅員と相撲の取り組みのような形でもみ合いになった。話もさせてもらえないまま警察に行けば自分が犯人にされてしまうと思った。
そのときには、自分だけでなく、家族が想像を絶する(報道)被害などに遭うと思った。それはどうしても避けたいと思い、全てを遮断するには自らの命を絶つしかないと思い、ネクタイを外し首を絞めた。
気がついた駅員がネクタイを取り上げ、そしてまた駅員と激しいもみ合いになった。

そのすぐ後に警官が(おそらく一人)事務室に入ってきた。
その警官から名前や住所を聞かれた。
警官からは何があったのかとか、何をしたのかとか聞かれていない。
具体的にどういう事で自分が疑われているのかという事も説明を受けていない。
『女性に不快感を与えるようなことをしました』などとは絶対に言っていない。断言できる。
詳細は何も知らされることがないまま、このあと蒲田署へ。

13日、蒲田署で取調べがあった。
昨日書いた酒気帯び検知カードの件
その時、痴漢容疑だという事だけはわかってた。(どういう容疑なのか具体的なことはこの後15日に検察庁に行くまで何も知らされなかった)
なので、『痴漢をやった覚えは無い』という言い方で否定していた。
それが弁解録取書には『やったことは覚えていない』と書かれたと思う。
弁解録取書を作るとき、駅での警官とのやりとりの内容を聞かれなかった。

14日も取調べがあり、この日も女性がどのような被害を訴えているのか聞かされなかった。
具体的な説明が全く無かった。
何を疑われているのか、警察官に何度聞いても教えてくれなかった。

この日『やったんだろう、やったと言え』と言われたので、『痴漢をした認識は無い、やった覚えは無い』と答えた。

15日、検察庁へ行き、初めて検察官から容疑の具体的な内容を聞いた。
『そのようなことはしていない』と答えた。

16日、裁判所に行き、勾留質問。
15日にも聞いた具体的な容疑は概ね理解できたが、わからない部分を裁判官に詳しく聞いた。
『そのようなことはしていない』と答えた。

自分は13日以降、一度も容疑を認めた発言はしていない。一度もそんな発言はしていない。

それが、接見禁止の検察側準抗告の書類に『駅で認めていた』と書いてあるのを知った。
こんな事実は絶対に無く、書類の捏造に強い怒りを覚えた。
その書類の存在を知ってから、取調べのときに警察官に問いただした。
警官は驚き、『そんなことまで知ってるんだー』といい、『でっちあげだと言うんだな』といった。

でっちあげという言葉は15日検事からも聞いた。
『でっちあげだって言ってるんだってね』と。
何の事かわからなかった。自分は一度もそんなことを言っていない。
駅では認めていたのかとの質問にいいえ認めていませんと答えたことが、『警察のでっちあげだと言っている』とマスコミに流されたのではないか。
その事を何かで知った検事が15日に『でっちあげだと言っているらしいね』と私に聞いたのではないかと推察できた。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今回の公判で、随分植草氏側の主張がわかったように思います。
それと、おかしな小細工があったことも。

植草氏はあの事件があった13日以降、ずっと否認しています。

認めたなどという事は一切無い。駅で認めたなどと書いている書類は全くの捏造です。

9月15日、検察官から聞かされるまで植草氏は具体的な容疑の内容を聞いても教えてもらえず、そのために、『痴漢をした覚えは無い』という表現になっていたようですね。(それが痴漢をしたことは覚えていないと書かれているらしい)
それで9月15日に具体的な内容を知らされてからは、はっきりと『完全否認』としている経緯があるようです。

もちろん以前にも何度も書いていますが警察のでっちあげなんて話も一切していないと証言されています。

植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀植草一秀
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★無題
NAME: 篠塚
やはりやられたのですね。冤罪や当局のでっち上げにはパターンがあり、パターンどおりなので二回目もやられたなとしか考えられなかった。想うや思うでなく考えないと判らないのですが、思うや想う人が如何に多いかといふ事も改めておもいしらされた。
2007/05/14(Mon)03:22:39 編集
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私は2004年に起きた事件の事を書いており、今回の事件に関しては言及していません。
※なお、この本の出版・内容・主張は植草一秀氏も関知しておらず、一切関係ないことをお断りしておきます。

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