category: 植草一秀氏
DATE : 2007/03/01 (Thu)
DATE : 2007/03/01 (Thu)
昨日の公判で明らかになった今後の立証方針は下記の通り。
①目撃者及び被害者の証言が信用できないことを被害者の供述・目撃者の証言に基づく現場再現DVD及びDVD作成関係者の証言によって明らかにする。
②植草一秀氏の手の付着物が京急職員の制服の繊維の可能性があることを示す。
③植草氏のスーツの付着物の鑑定結果の開示を求め植草氏が被害者に密着していたとの被害者証言を否定する。
④逮捕者の証言を求め、被害者供述の信用性を否定する。
今日は①について。
ネットのニュースで、この再現DVD作成に関して『それでもボクはやってない』の映画を真似たものだと皮肉交じりで書く記事がひとつ目に付いた。
このようなDVD・VTR作成は痴漢冤罪で闘っている他の方たちも多くの人が無実の証明のために行っている方法です。
それを知らないのであれば真似だの何だのと茶化す前に書く記事に関する下調べは行ったほうが良い。
知ってて書いているなら人の人生をかけた真剣な無実証明の活動をこのようにしか考えられない記者の人間性は知れたものだ。
痴漢冤罪事件において再現VTRは被告人の側が最大限に努力し『無実の証明』をするものです。
犯罪者と冤罪の者を区別するのは非常に難しいけれど、裁判官の方々にはこの無実を訴える
『自分は痴漢などしていない!』という心からの叫びをちゃんと聞いてこの再現DVDを見て何が真実なのか判断してもらいたいと思います。
証人の話を聞いただけでも本当に目撃したのか・それが植草氏だったのか疑わしい部分が多々あります。
(旧ブログ参照)
その証言者・被害者の言い分が映像で再現されればその証言の辻褄の合わない部分はより明白になるだろうと思う。
植草氏が少し離れた場所にいたことは証明できなくても、証言の信用性ははっきり否定できるはずです。
冒頭陳述の最後に最高裁での甲府放火事件判決(最1小判昭和48年12月13日判例時報725号104頁)にある『疑わしきは被告人の利益に』という基本原則が引用されたそうですが、検察側証人及び被害者と言われる人物の証言に疑いの余地が残ることが示されたら原則に忠実に判決を出してもらいたいと思う。
繰り返しお伝えしますが植草氏は一貫して事件を完全否認しており、無実を主張しています。
警官が言うような『不快感を与える様な事をした』と発言した事実は一切ないということです。
①目撃者及び被害者の証言が信用できないことを被害者の供述・目撃者の証言に基づく現場再現DVD及びDVD作成関係者の証言によって明らかにする。
②植草一秀氏の手の付着物が京急職員の制服の繊維の可能性があることを示す。
③植草氏のスーツの付着物の鑑定結果の開示を求め植草氏が被害者に密着していたとの被害者証言を否定する。
④逮捕者の証言を求め、被害者供述の信用性を否定する。
今日は①について。
ネットのニュースで、この再現DVD作成に関して『それでもボクはやってない』の映画を真似たものだと皮肉交じりで書く記事がひとつ目に付いた。
このようなDVD・VTR作成は痴漢冤罪で闘っている他の方たちも多くの人が無実の証明のために行っている方法です。
それを知らないのであれば真似だの何だのと茶化す前に書く記事に関する下調べは行ったほうが良い。
知ってて書いているなら人の人生をかけた真剣な無実証明の活動をこのようにしか考えられない記者の人間性は知れたものだ。
痴漢冤罪事件において再現VTRは被告人の側が最大限に努力し『無実の証明』をするものです。
犯罪者と冤罪の者を区別するのは非常に難しいけれど、裁判官の方々にはこの無実を訴える
『自分は痴漢などしていない!』という心からの叫びをちゃんと聞いてこの再現DVDを見て何が真実なのか判断してもらいたいと思います。
証人の話を聞いただけでも本当に目撃したのか・それが植草氏だったのか疑わしい部分が多々あります。
(旧ブログ参照)
その証言者・被害者の言い分が映像で再現されればその証言の辻褄の合わない部分はより明白になるだろうと思う。
植草氏が少し離れた場所にいたことは証明できなくても、証言の信用性ははっきり否定できるはずです。
冒頭陳述の最後に最高裁での甲府放火事件判決(最1小判昭和48年12月13日判例時報725号104頁)にある『疑わしきは被告人の利益に』という基本原則が引用されたそうですが、検察側証人及び被害者と言われる人物の証言に疑いの余地が残ることが示されたら原則に忠実に判決を出してもらいたいと思う。
繰り返しお伝えしますが植草氏は一貫して事件を完全否認しており、無実を主張しています。
警官が言うような『不快感を与える様な事をした』と発言した事実は一切ないということです。
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●この記事にコメントする
★霞っ子さん
NAME: 熊八
ありがたいですね。
「神州の泉」さんも詳しい傍聴記を載せてくださっています。
新弁護団が猛反撃で、内容はかなり込み入ってきましたね。
裁判所は少々あきれ気味のようですが、被告人が否認してるんだから、本来これぐらいやるべきなのかもしれません。
裁判所の心証もわからないんだし、できることは全てやっておきたいところでしょう。
「神州の泉」さんも詳しい傍聴記を載せてくださっています。
新弁護団が猛反撃で、内容はかなり込み入ってきましたね。
裁判所は少々あきれ気味のようですが、被告人が否認してるんだから、本来これぐらいやるべきなのかもしれません。
裁判所の心証もわからないんだし、できることは全てやっておきたいところでしょう。
★またまた、霞っ子の傍聴記が
NAME: mojo
もうご存知の方も多いと思いますが、
また「霞っ子クラブ」で、植草さんの5回公判の傍聴記が出ています。
http://bc.kasumikko.com/?eid=482708#sequel
>あぁ…観たい!観たいよー!
>どうか採用してくれ!!!!!
↑再現映像のコトです。
やっぱり、裁判好きはむしろ、こういう事に興味が湧くようです。
ところで、この中で植草さんの立ち位置が、
>☆被告人は、被害者と言われる女性の右斜め前にいて、
と、霞っ子では「右斜め前」ですが、別の情報では「右斜め後ろ」とも聞きました。
単なる聞き間違い?
以前の傍聴記もですが、裁判の様子が分かりやすく書いてあるので、助かります。
また「霞っ子クラブ」で、植草さんの5回公判の傍聴記が出ています。
http://bc.kasumikko.com/?eid=482708#sequel
>あぁ…観たい!観たいよー!
>どうか採用してくれ!!!!!
↑再現映像のコトです。
やっぱり、裁判好きはむしろ、こういう事に興味が湧くようです。
ところで、この中で植草さんの立ち位置が、
>☆被告人は、被害者と言われる女性の右斜め前にいて、
と、霞っ子では「右斜め前」ですが、別の情報では「右斜め後ろ」とも聞きました。
単なる聞き間違い?
以前の傍聴記もですが、裁判の様子が分かりやすく書いてあるので、助かります。
★マスコミの無知と悪意
NAME: ひらりん
28日公判のマスコミ報道に関して、コメントを書こうとしたら長くなってしまったので、自分のブログに書きました。
よろしかったらお読み下さい。
(URLをクリックしてくだされば、ご覧になれます。)
よろしかったらお読み下さい。
(URLをクリックしてくだされば、ご覧になれます。)
★「無実の証拠」は出してくれない
NAME: mojo
先日、やっと映画を見てきました。
「人質司法」さえも、我が国であまり話題にならないのは驚きです。これも、教育(制度)の成果?←皮肉ですよ
ところで、映画と植草さんに関連したことを。
「再現ビデオ(DVD)」は、映画でも「お金がかかりますが」と、被害者側に “負担がかかる事” を言っているハズ。むしろ、それでも「無罪を勝ち取る為の可能性があるなら」という意味なので、植草さんの場合も同様でしょう。
ネットニュースの記事を書いた人は「映画」も「えん罪事件」も「植草事件」も、すべて『他人事』で自分の身に置き換えられるホドの想像力も無い人物なのかなあ? う〜ん世の中を、そんな浅い見方しかできないのに、記者とは・・・無理して、興味のない事件の記事を、あえて書く必要も無い気がするが。
◎それを、真似と言うなら
上記のように「再現映像」の作成を、映画の真似と言う以前に、映画を見ると、確かに、映画と事件のいろんな『似ている点』が目立ちます。
取調べ→否認→長期勾留→起訴→裁判→判決(→場合によっては控訴とか)
「えん罪作りの圧力」は、この間ずっと続くという事です。
通してみると、大体(映画と)同じですよね。
現場を見ていない捜査員としては、ある程度ひな形が必要で、それにハメ込むように「調書作成」をする。「犯行を認めない」人間の言い分なんか、元から聞いていない捜査官(検事)は、過去の知識でストーリーを組み立てるので、どうしても「同じようなシナリオ」になる。
DVD作成というより、映画を見ていると「痴漢事件って、みんなこのパターン?」って思いたくなります。いかに想像力の無い人たちとはいえ、もう少しバリエーションを広げないと、その内、「一つの調書に名前だけ変えた事件」なんてことも。
だからなのかなぁ? 起訴の報道を見た時、なんか過去の「別の事件の焼き直し」のようにも感じたのですが。(どこかで聞いた事のある事件の話に感じた。=どこかに、“作り話” が入っている可能性が大きい。)
映画でも「当局は、都合の悪い証拠を隠す」とありました。
もしも、キチンと全てを開示して「公正な判断を仰ぐ」検察官なら、弁護側も再現映像の作成をする必要も無いという事でしょう。←映画を正しく解釈しているなら、映画の真似でDVDを作るなんて、決して言えない事だと思う。
>人は、自分の見たい事しか見ない
誰にも当てはまることです。
しかし、正義の味方の警察官や検察官がそうであっては、社会が困る。
「人質司法」さえも、我が国であまり話題にならないのは驚きです。これも、教育(制度)の成果?←皮肉ですよ
ところで、映画と植草さんに関連したことを。
「再現ビデオ(DVD)」は、映画でも「お金がかかりますが」と、被害者側に “負担がかかる事” を言っているハズ。むしろ、それでも「無罪を勝ち取る為の可能性があるなら」という意味なので、植草さんの場合も同様でしょう。
ネットニュースの記事を書いた人は「映画」も「えん罪事件」も「植草事件」も、すべて『他人事』で自分の身に置き換えられるホドの想像力も無い人物なのかなあ? う〜ん世の中を、そんな浅い見方しかできないのに、記者とは・・・無理して、興味のない事件の記事を、あえて書く必要も無い気がするが。
◎それを、真似と言うなら
上記のように「再現映像」の作成を、映画の真似と言う以前に、映画を見ると、確かに、映画と事件のいろんな『似ている点』が目立ちます。
取調べ→否認→長期勾留→起訴→裁判→判決(→場合によっては控訴とか)
「えん罪作りの圧力」は、この間ずっと続くという事です。
通してみると、大体(映画と)同じですよね。
現場を見ていない捜査員としては、ある程度ひな形が必要で、それにハメ込むように「調書作成」をする。「犯行を認めない」人間の言い分なんか、元から聞いていない捜査官(検事)は、過去の知識でストーリーを組み立てるので、どうしても「同じようなシナリオ」になる。
DVD作成というより、映画を見ていると「痴漢事件って、みんなこのパターン?」って思いたくなります。いかに想像力の無い人たちとはいえ、もう少しバリエーションを広げないと、その内、「一つの調書に名前だけ変えた事件」なんてことも。
だからなのかなぁ? 起訴の報道を見た時、なんか過去の「別の事件の焼き直し」のようにも感じたのですが。(どこかで聞いた事のある事件の話に感じた。=どこかに、“作り話” が入っている可能性が大きい。)
映画でも「当局は、都合の悪い証拠を隠す」とありました。
もしも、キチンと全てを開示して「公正な判断を仰ぐ」検察官なら、弁護側も再現映像の作成をする必要も無いという事でしょう。←映画を正しく解釈しているなら、映画の真似でDVDを作るなんて、決して言えない事だと思う。
>人は、自分の見たい事しか見ない
誰にも当てはまることです。
しかし、正義の味方の警察官や検察官がそうであっては、社会が困る。
★無題
NAME: 熊八
ゆうたまさん、こんにちは。
そうですね。目撃者から被害者までの間が77センチなので、肩が触れないぐらいの混雑の電車で、その空間に誰も入っていないのは不自然かなと思います。
(「植草氏の手や腕」じゃなくて、「犯人の手や腕」ですね。厳密には。(笑))
それと、いま鞄について話が出ていたのを見たのですが、逮捕時の手荷物検査で、植草氏が傘と鞄を持っていたことは事実として確定しているのだと思います。
上に引いた第2回公判での問答の続きです↓
○裁判官 この犯人が傘を持っていたかどうかというのは記憶はないんですよね。
○目撃者 はい。
○裁判官 かばんを持っていたかどうかは記憶はあるのですか。
○目撃者 それも余り記憶ありません。
○裁判官 ただ、右肩は見えたといいましたよね。
○目撃者 はい。
○裁判官 右肩にかばんをかけているとか、そういう記憶はないですか。
○目撃者 そうですね。ないです。
肩にかけられるような鞄を植草氏が持っていたことを前提にした質問だと思われます。
そうですね。目撃者から被害者までの間が77センチなので、肩が触れないぐらいの混雑の電車で、その空間に誰も入っていないのは不自然かなと思います。
(「植草氏の手や腕」じゃなくて、「犯人の手や腕」ですね。厳密には。(笑))
それと、いま鞄について話が出ていたのを見たのですが、逮捕時の手荷物検査で、植草氏が傘と鞄を持っていたことは事実として確定しているのだと思います。
上に引いた第2回公判での問答の続きです↓
○裁判官 この犯人が傘を持っていたかどうかというのは記憶はないんですよね。
○目撃者 はい。
○裁判官 かばんを持っていたかどうかは記憶はあるのですか。
○目撃者 それも余り記憶ありません。
○裁判官 ただ、右肩は見えたといいましたよね。
○目撃者 はい。
○裁判官 右肩にかばんをかけているとか、そういう記憶はないですか。
○目撃者 そうですね。ないです。
肩にかけられるような鞄を植草氏が持っていたことを前提にした質問だと思われます。
[No name] Re:無題
はっきりと、植草氏側の主張はでていませんが、弁護士さんの質問を聞く分では
右肩に鞄をかけてつり革につかまっていて、
左手に傘を持っていたという事ですよね。
右肩に鞄をかけてつり革につかまっていて、
左手に傘を持っていたという事ですよね。
★無題
NAME: 熊八
この目撃者と言われる男性については、酔っているとは思わなかった発言の他にも、
・犯人の荷物についての記憶がまるで無い。(植草氏は傘、鞄を持っていた。)
・事件当時に比べ第2回公判時には植草氏はかなり痩せていたのに、そういう印象はないと答えている。(裁判長が念入りに質問している。)
・1メートル未満の距離で犯人の顔をじっと注視していたと言うのに、眼鏡の有無について記憶が無い。
など、植草氏を犯人だと断言するには、疑わしい点が多いですね。
・犯人の荷物についての記憶がまるで無い。(植草氏は傘、鞄を持っていた。)
・事件当時に比べ第2回公判時には植草氏はかなり痩せていたのに、そういう印象はないと答えている。(裁判長が念入りに質問している。)
・1メートル未満の距離で犯人の顔をじっと注視していたと言うのに、眼鏡の有無について記憶が無い。
など、植草氏を犯人だと断言するには、疑わしい点が多いですね。
[No name] Re:無題
熊八さん、書いてくださってありがとうございます。
あと、私としては、手前に視界の障害となる女性が立っていたのに、本当に植草氏の手や腕が見えたのかどうかというのも疑わしく思います。
あと、私としては、手前に視界の障害となる女性が立っていたのに、本当に植草氏の手や腕が見えたのかどうかというのも疑わしく思います。
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