DATE : 2007/02/28 (Wed)
私はいつも行けないのに、いつも教えてくださってありがとうございます。
植草氏側の今後の立証方針がわかりました。
今日の公判では
■弁護側の冒頭陳述
■弁護側の証拠調べ請求
■証拠開示申立て
■弁護人解任理由の上申書朗読
があったそうです。
今後は
■被害者と言われる女性の証言に基づく現場再現DVDを作成(済)。
証人の証言に基づく再現DVDを作成する。
また、DVDを作成した関係者の証言によって被害者と言われる女性と目撃者と言われる証人の証言の矛盾を追及する。
■植草一秀氏の手に付着していたとされる繊維片が京急の職員の制服である可能性があるため、その鑑定を求める。(確かに京急の職員の制服は紺色でした)
■植草氏のスーツの付着物の鑑定結果の開示を求める。
(植草氏が被害者と言われる女性に密着していたとされる証言を否定するため)
■植草一秀氏を取り押さえたとする男性二人の証言を求める。
こんな感じのようです。
とても早いペースで(1ヶ月に2回くらい)進められてきた裁判ですが、
今日の公判で、2月9日の時点で、『証人尋問調書』というのが植草氏の元に届いていなかったという事が明らかになったようです。(これが重要な情報が手元に届いていなかったという前弁護団の解任理由の一つでもあるようです)
要するに証人が何と言っているのかその調書を植草氏は読むこともできていなかったという事のよう。
・・・・・そんな状態で裁判をどんどん進めるのはかなり問題があるように思います。
『裁判の迅速性を理由にして、被告人および弁護人に充分な準備期間・立証の機会を与えないということはあってはならない』と弁護士さんがおっしゃっていたそうです。
そこで。
もし、逮捕者2人の証言が認められる場合、検察側からの被告人質問の期日が延びる場合があるとのことです。予定通りの期日で行えない場合、検察官が交代になるかもしれないとの事。
検察官はその場合準備期間をかなり取る必要があると言ったそうですが、それは弁護団が交代した時と同じではないですか?
弁護団が交代したときは2月28日までで準備は充分できると言うようなことをいいながら、自分たちの交代は相当な準備期間が必要とは・・・。またまた勝手な論理です。
続きがあるのですが、とりあえず一旦ここまでで。
ひとつひとつはまた改めて書きます。一応流れだけお伝えしたいと思って。
それにしても、今日の公判、植草氏側主張に触れる報道がなかったのにはやはり問題を感じます。
冒頭陳述というのは植草氏側の主張がすべて通しで書かれているものです。
それの読み上げがあったにも関わらず、まったく内容を報道しないという偏りは大きな問題だと思います。
マスコミは世間に大きな影響を与えます。
報道するなら公平にが原則ではないだろうか。
報道側で規制されてしまっては、誰も知ることができなくなるじゃないですか。
片方の意見だけ聞いてどちらが悪いとか結論を出している人がいますがそれはおかしい。
今回の冒頭陳述の内容も、おそらくメディアには渡っていると思います。
2004年の際も、冒頭陳述・最終弁論・すべてプレス用のものが配られていましたので。
メディアは傍聴してないから内容を知らないと言うわけではないんです。
ちゃんとわかっていて植草氏の主張だけ報道しないのは絶対おかしいです。
熊八さんからコメントを頂いたので追記です。
被害者と言われる女性は植草氏が真後ろにいたと言っているようなのですが、
意見陳述書にもあったとおり、実際は植草氏は斜め後ろの離れた場所につり革につかまって立っていて、位置関係が全く違うとの事です。それで密着してたというなら、スーツの付着物を開示せよという事なのでしょうね。
http://ascii-business.com/zeisei/blog-enjo/enjo-09.html
忘れてはならないのは、植草氏の応援ブログは決して痴漢行為を肯定しているのではなく、あくまでも植草氏の冤罪を主張しているということです。
困ったネットウヨやイナゴも多いけどしっかり見てる人は見てるから。
先程のコメント、間違えました削除願います。