category: 植草一秀氏
DATE : 2007/12/14 (Fri)
DATE : 2007/12/14 (Fri)
11月27日のJANJANに
弁護士らが「インターネット市民メディア」創刊
という記事がありました。(↑クリックして読んでくださいね。)
運営の約半数が弁護士であるというサイトだそうです。
↓こちらがそのサイトです。
News for the People in Japan
このサイトの訴廷日誌に、植草氏の記事がありました。
植草氏の記事はこちら
名誉毀損の、それも嘘の記事を広める事ってひどくないですか?
週刊誌などで一気に広めてしまうのはもちろんだけど、
ブログでも、今もこの訴訟の対象になっている記事を元に誹謗中傷を書いている人を見かけます。
とても残念です。
だって、その書いている人が本当に自分が知ってて書いた内容じゃないから。
植草氏が訴えている事を知らずに書いている人もいれば、
知っていてもわざとさらに広めようと書いている人もいます。
面白半分でやってるのだったら絶対やめてほしい。
もし書かれてるのが逆の立場で自分だったら・・・自分の大切な家族だったら・・・
絶対面白くなんかないじゃないですか。
悲しいでしょう?
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●この記事にコメントする
★無題
NAME: 冬男
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。管理人さんお返事ありがとうございました。
熊八さん『知られざる真実 勾留地にて』は読んだ事はありませんが何かの機会に目にとまれば良いと考えています。
熊八さん『知られざる真実 勾留地にて』は読んだ事はありませんが何かの機会に目にとまれば良いと考えています。
★逮捕者の証言がトゲでしょうね
NAME: 熊八
mojoさん、こんにちは。
確かに、弁護側目撃者の証言もトゲだと思います。これだけ具体的な証言をされては、<完全にウソをついている>ことにでもしなければ、否定することができませんし、現に判決は、この証人が完全な偽証をしているかのような言い方をしました。
そこまで言うからにはそれなりの理由がなければなりませんが、判決が挙げた理由は極めて薄弱なものでした。
判決は4つ理由を挙げているのですが、そのうちの最大の理由が、「騒ぎ」の時点が他の人の供述と異なるという点でした。これが判決の大インチキでありまして、「騒ぎ」という曖昧な言葉を使った印象操作であったことは、今まで何度も申してきたところです。
結局、判決は弁護側目撃者の証言を否定するまともな理由を挙げることができていません。挙げることができないから、苦し紛れの印象操作をしたのですね。
しかし、裁判所にとって、より痛いトゲは、逮捕者の供述だと思います。逮捕者が被告人に有利な供述をしようとしたとはさすがに言えないからです。
逮捕者の供述は、植草氏が犯人ではないことを証明しています。検察側目撃者が言う犯人の動きと、逮捕者の言う植草氏のいた位置とが、ぜんぜん合わないからです。
判決は、このトゲが痛くて、のたうちまわっています。公判で証言されてしまった以上抜くに抜けないので(とは言え、検察官に都合の悪い重要な供述を省いてしまったりもしていますが)、なんとか痛みをごまかそうとしています。逮捕者の供述を真正面から取り上げず、カッコ書きでコソコソと触れたり、被告人の供述のところで触れたりして、痛みを「分散」しています。
これらの小細工は、全て、≪逮捕者の供述を真正面から取り上げてしっかり検討してしまうと無罪になってしまう≫ことを恐れたことによるものです。
(以上につき、私のブログの「判決要旨を添削する」などをご参照ください。)
検察官としては、逮捕者は最後まで隠し通したかったでしょうね。弁護側が請求してしまうまで、法廷に呼ぼうとはしませんでした。
確かに、弁護側目撃者の証言もトゲだと思います。これだけ具体的な証言をされては、<完全にウソをついている>ことにでもしなければ、否定することができませんし、現に判決は、この証人が完全な偽証をしているかのような言い方をしました。
そこまで言うからにはそれなりの理由がなければなりませんが、判決が挙げた理由は極めて薄弱なものでした。
判決は4つ理由を挙げているのですが、そのうちの最大の理由が、「騒ぎ」の時点が他の人の供述と異なるという点でした。これが判決の大インチキでありまして、「騒ぎ」という曖昧な言葉を使った印象操作であったことは、今まで何度も申してきたところです。
結局、判決は弁護側目撃者の証言を否定するまともな理由を挙げることができていません。挙げることができないから、苦し紛れの印象操作をしたのですね。
しかし、裁判所にとって、より痛いトゲは、逮捕者の供述だと思います。逮捕者が被告人に有利な供述をしようとしたとはさすがに言えないからです。
逮捕者の供述は、植草氏が犯人ではないことを証明しています。検察側目撃者が言う犯人の動きと、逮捕者の言う植草氏のいた位置とが、ぜんぜん合わないからです。
判決は、このトゲが痛くて、のたうちまわっています。公判で証言されてしまった以上抜くに抜けないので(とは言え、検察官に都合の悪い重要な供述を省いてしまったりもしていますが)、なんとか痛みをごまかそうとしています。逮捕者の供述を真正面から取り上げず、カッコ書きでコソコソと触れたり、被告人の供述のところで触れたりして、痛みを「分散」しています。
これらの小細工は、全て、≪逮捕者の供述を真正面から取り上げてしっかり検討してしまうと無罪になってしまう≫ことを恐れたことによるものです。
(以上につき、私のブログの「判決要旨を添削する」などをご参照ください。)
検察官としては、逮捕者は最後まで隠し通したかったでしょうね。弁護側が請求してしまうまで、法廷に呼ぼうとはしませんでした。
★弁護側の目撃証言が、刺でしょうね
NAME: mojo
熊八さん、こんにちは。
そうですね。ここ一年で「司法関係」では、環境がかなり変わったと思ったのですが、植草さんの裁判では「従来どおり」がベースになって、検察の言い分ベッタリな判断が出た事からも、なかなか「正義を貫く」というのは難しいのだなぁと感じました。
まぁ、悪弊として「検察官が調べて、有罪だというのだから」←コレが最優先になっているので、それを否定するような(つまり、被告の無罪の証拠)は、出てきてはいけないモノなのでしょう。あくまで、検察寄りの(一部の)裁判官にとってと断っておきますが。
先日の「白バイと、バスの衝突事故」の裁判も同様です。被告のバス運転手の無実を示す『新事実』が、複数出てきたのに、高裁の裁判官は「即日却下」しました。
これは、恐るべき事です。
つまり「証拠を調べたら、ますます『無罪』にしなきゃいけなくなる」から、有罪をひっくり返すような証拠は「見たくない」というのが本音でしょう。・・・少なくとも、この高裁の裁判官は、検察官の主張以外は『聞きたくない』と思っている事だけは、その行為が証明しています。
本当は「何が起こったのか?」という面から、真実を知ろうと思えば、どんな証拠も(とりあえず)自分の目で見ておきたいと感じます。情報が多ければ多いほど、より「正確な判断」が出来るのですから。
植草さんの判決も同様で、(聞くところによれば)弁護側の目撃者は、電車に乗っていた時の記憶として、
・「つり革の掴まり方がだらしなかった」とか
・「京急は品川を出てスグに急カーブがあったり揺れるので、つり革を持たなければ(植草さんは)立っていられない」とか
・「以前お寺のあった場所に、新しく建物が建てられていたので、(青物横丁の直前だと)覚えている」←そして、そこまでは植草さんをしっかり見ていたのは、検察の言う「事件の起きた時間」の植草さんのアリバイを意味します。
この方の証言は、当時の記憶の表現が、検察側の証人に比べてかなり具体的です。その上で自分が見たのはテレビに出ている、有名な「植草一秀さん」だったとハッキリと明言しています。
対して、(この裁判の、大きなナゾですが)検察側の主張に沿った証言をしている人は、「植草さんとは、当時気付かなかった」か「植草教授をあまり知らない」という人ばかり・・・まるで、口裏を合わせたように(笑)
弁護側目撃者の「植草さんに間違いなかった」・・・これは、重要なポイントです。
だって植草さんは、9月13日の午後10時以降は逮捕されてしまって、それ以降は当たり前ですが「世間で見かける事はあり得ない」←年が明けて、1月中旬までの4ヶ月間も勾留されていた。
そして次に、植草さんが電車を利用するのは、
>1028. 弁護人3 被告人は、京浜急行の品川駅はどの程度の頻度で利用するのですか。
>1029. 植草被告人 正確な数字はわかりませんが、月に6〜7回程度あったのではないかと思います。
植草さんは通勤で利用しているのではないので、電車を利用する時間も同じでは無いでしょう。つまり、弁護側目撃者が夜の10時に「植草さんを見た」というのは、例えば「1日か2日間違ったのでは?」とか「見たのは植草さんじゃ無かったのでは?」という、これらの可能性は、限りなくゼロに近いのです。
検察が弁護側の目撃者の証言を『否定』するには、非常に高いハードルになってしまっています。
そうですね。ここ一年で「司法関係」では、環境がかなり変わったと思ったのですが、植草さんの裁判では「従来どおり」がベースになって、検察の言い分ベッタリな判断が出た事からも、なかなか「正義を貫く」というのは難しいのだなぁと感じました。
まぁ、悪弊として「検察官が調べて、有罪だというのだから」←コレが最優先になっているので、それを否定するような(つまり、被告の無罪の証拠)は、出てきてはいけないモノなのでしょう。あくまで、検察寄りの(一部の)裁判官にとってと断っておきますが。
先日の「白バイと、バスの衝突事故」の裁判も同様です。被告のバス運転手の無実を示す『新事実』が、複数出てきたのに、高裁の裁判官は「即日却下」しました。
これは、恐るべき事です。
つまり「証拠を調べたら、ますます『無罪』にしなきゃいけなくなる」から、有罪をひっくり返すような証拠は「見たくない」というのが本音でしょう。・・・少なくとも、この高裁の裁判官は、検察官の主張以外は『聞きたくない』と思っている事だけは、その行為が証明しています。
本当は「何が起こったのか?」という面から、真実を知ろうと思えば、どんな証拠も(とりあえず)自分の目で見ておきたいと感じます。情報が多ければ多いほど、より「正確な判断」が出来るのですから。
植草さんの判決も同様で、(聞くところによれば)弁護側の目撃者は、電車に乗っていた時の記憶として、
・「つり革の掴まり方がだらしなかった」とか
・「京急は品川を出てスグに急カーブがあったり揺れるので、つり革を持たなければ(植草さんは)立っていられない」とか
・「以前お寺のあった場所に、新しく建物が建てられていたので、(青物横丁の直前だと)覚えている」←そして、そこまでは植草さんをしっかり見ていたのは、検察の言う「事件の起きた時間」の植草さんのアリバイを意味します。
この方の証言は、当時の記憶の表現が、検察側の証人に比べてかなり具体的です。その上で自分が見たのはテレビに出ている、有名な「植草一秀さん」だったとハッキリと明言しています。
対して、(この裁判の、大きなナゾですが)検察側の主張に沿った証言をしている人は、「植草さんとは、当時気付かなかった」か「植草教授をあまり知らない」という人ばかり・・・まるで、口裏を合わせたように(笑)
弁護側目撃者の「植草さんに間違いなかった」・・・これは、重要なポイントです。
だって植草さんは、9月13日の午後10時以降は逮捕されてしまって、それ以降は当たり前ですが「世間で見かける事はあり得ない」←年が明けて、1月中旬までの4ヶ月間も勾留されていた。
そして次に、植草さんが電車を利用するのは、
>1028. 弁護人3 被告人は、京浜急行の品川駅はどの程度の頻度で利用するのですか。
>1029. 植草被告人 正確な数字はわかりませんが、月に6〜7回程度あったのではないかと思います。
植草さんは通勤で利用しているのではないので、電車を利用する時間も同じでは無いでしょう。つまり、弁護側目撃者が夜の10時に「植草さんを見た」というのは、例えば「1日か2日間違ったのでは?」とか「見たのは植草さんじゃ無かったのでは?」という、これらの可能性は、限りなくゼロに近いのです。
検察が弁護側の目撃者の証言を『否定』するには、非常に高いハードルになってしまっています。
★判決のごまかしポイント
NAME: 熊八
mojoさん、こんばんは。
>こういう方でさえ、弁護士さんから「裁判官が記録をきちんと読んでいるのかさえ疑問に思うとともに、空しさを覚えます」なんて感じさせる判決を出してしまうようです。
そうですね。。
日本の司法って、思ったより「ヤバい」ことになってるのかもしれませんね。
植草さんへの有罪判決も、ひどいものでした。裁判所がやったのは要するに、
・ 植草氏が被害者のすぐ右後ろにいてほとんど移動していない、と逮捕者が言ってるが、これを認めると、検察側目撃者の供述と大きく食い違い、無罪になってしまうので、極力ごまかす。
(あらゆる手を使って、ごまかしています。判決要旨のどの部分でしょう?探してみてください。)
・ 弁護側目撃者の供述を認めると、アリバイが成立して無罪になってしまうので、不当な難癖をつけて否定する。
(その印象操作の手法は、まさに芸術品です。「騒ぎ」がキーワードです。じっくり鑑賞してみてください。)
というところですね。
判決の主要ポイントはこの2点でした。あとは一生懸命、虚飾をほどこしているだけですね。
(詳しくは、私のブログ(下の「URL」を押せば行けます)の「判決要旨を添削する」などをご参照ください。)
こんな悪質な判決が、堂々とまかり通ってしまう。こんな調子じゃ、裁判所の権威はこれから、どんどん落ちて行ってしまうかもしれませんね。
>こういう方でさえ、弁護士さんから「裁判官が記録をきちんと読んでいるのかさえ疑問に思うとともに、空しさを覚えます」なんて感じさせる判決を出してしまうようです。
そうですね。。
日本の司法って、思ったより「ヤバい」ことになってるのかもしれませんね。
植草さんへの有罪判決も、ひどいものでした。裁判所がやったのは要するに、
・ 植草氏が被害者のすぐ右後ろにいてほとんど移動していない、と逮捕者が言ってるが、これを認めると、検察側目撃者の供述と大きく食い違い、無罪になってしまうので、極力ごまかす。
(あらゆる手を使って、ごまかしています。判決要旨のどの部分でしょう?探してみてください。)
・ 弁護側目撃者の供述を認めると、アリバイが成立して無罪になってしまうので、不当な難癖をつけて否定する。
(その印象操作の手法は、まさに芸術品です。「騒ぎ」がキーワードです。じっくり鑑賞してみてください。)
というところですね。
判決の主要ポイントはこの2点でした。あとは一生懸命、虚飾をほどこしているだけですね。
(詳しくは、私のブログ(下の「URL」を押せば行けます)の「判決要旨を添削する」などをご参照ください。)
こんな悪質な判決が、堂々とまかり通ってしまう。こんな調子じゃ、裁判所の権威はこれから、どんどん落ちて行ってしまうかもしれませんね。
★無題
NAME: 熊八
KSさん、こんにちは。熊八と言います。
私は、2004年の事件についてはリアルタイムで見ていなくてよく知らないのですが、『知られざる真実 勾留地にて』の巻末資料によれば、4月8日に事件が起こって、4月10日の夜、植草氏は「防犯カメラ!」と気がついたそうですね。
そして翌11日、裁判所での勾留質問で、防犯カメラを徹底的に調べてほしい旨、懸命に説明したとのことです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
防犯カメラの映像によって、私に降りかかった冤罪の嫌疑は消滅するはずだった。私は4月11日以後、防犯カメラ映像の検証を訴え続けた。裁判官、弁護士、取調べの警察官、検察庁の担当検事に訴え続けた。
ところが、恐るべき方向に事態が進展した。4月20日ころ、新たに取調べ担当になった若林警官が、品川駅の防犯カメラ映像が保存期間を超えて記録が残っていないと告げた。私が防犯カメラ映像の検証を訴えたのは4月11日だ。10日もたって映像が消えてなくなったと告げられた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
KSさんがおっしゃるように、「被告人、被疑者又は弁護人」は、証拠保全を裁判官に請求することができます(刑訴179条)。
請求は書面でしなければなりませんので(刑訴規138条)、植草氏の勾留質問での「説明」は、正式な請求になっていなかったのでしょうかね。
でも、たしかに、弁護人が何とかできるはずですね・・・
このときの弁護人は、古旗警官の「検察出身の弁護士にしてもらえ」との指示により、植草氏が想い起こして依頼した、検察官出身のS弁護士だったとのことです。
4月8日のこと
ーーーーーーーーーーーーーーー
S弁護士に電話が通じると、古旗警官は「自分が電話に出る」と言ってS弁護士と直接話し始めた。古旗警官が会話を終えて私が電話に出ると、S弁護士は「明朝11時半ころに高輪警察署に行く。警官の言うことに話を合わせておきなさい」と言って電話を切った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして翌日(4月9日)、S弁護士と接見します。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その後、S弁護士と初めて接見した。S弁護士はK弁護士を同伴していた。私は「本当は、絶対にやっていない」と言った。しかし、S弁護士は「警察官による現認なんでしょ。ひっくり返すのは非常に難しい。否認すれば、必ず長期の勾留がつく」と言った。続けて、「ここは話を合わせて、とにかく早く出た方がいい」と言った。私は、それ以上反論しなかった。S弁護士は「鏡を持っていたんでしょ」と聞いた。事件当時、私は鏡をポケットに携行していた。「はい」と答えると、「やはり話を合わせた方がいい」と繰り返した。
S弁護士「示談をするか。」と聞いた。私はとっさに「これだ」と思った。私は疑われている罪が「親告罪」なのだとその瞬間に判断した。「被害届」が提出されて初めて罪が問われるものと思った。「示談」が成立して被害届が出されなければ、すべてが消えると判断した。直ちに「全力をあげてお願いします」と言った。
示談への対応がのちに問題にされた。「示談」に「罪を認める」意味が含まれることが問題だった。このことを私は知らなかった。弁護士から「示談」と聞いた瞬間、冤罪から脱出するための有力な手段だと感じて、直ちに反応したのだ。
のちに「迷惑防止条例」が親告罪ではないことを知った。私は約20日間の勾留期間中、このことを知らず、弁護士接見のたびに示談交渉について尋ねた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして、
ーーーーーーーーーーーーーーー
被害者とされた高校生の母親から「被害届を出した覚えもないし、裁判にしないでほしい」との上申書が検察庁に提出された。被害者とされた方の側には、私が全面否認していることを伝えていた。だが私は起訴された。
ーーーーーーーーーーーーーーー
何とも・・・といった感じですね。
私は、2004年の事件についてはリアルタイムで見ていなくてよく知らないのですが、『知られざる真実 勾留地にて』の巻末資料によれば、4月8日に事件が起こって、4月10日の夜、植草氏は「防犯カメラ!」と気がついたそうですね。
そして翌11日、裁判所での勾留質問で、防犯カメラを徹底的に調べてほしい旨、懸命に説明したとのことです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
防犯カメラの映像によって、私に降りかかった冤罪の嫌疑は消滅するはずだった。私は4月11日以後、防犯カメラ映像の検証を訴え続けた。裁判官、弁護士、取調べの警察官、検察庁の担当検事に訴え続けた。
ところが、恐るべき方向に事態が進展した。4月20日ころ、新たに取調べ担当になった若林警官が、品川駅の防犯カメラ映像が保存期間を超えて記録が残っていないと告げた。私が防犯カメラ映像の検証を訴えたのは4月11日だ。10日もたって映像が消えてなくなったと告げられた。
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KSさんがおっしゃるように、「被告人、被疑者又は弁護人」は、証拠保全を裁判官に請求することができます(刑訴179条)。
請求は書面でしなければなりませんので(刑訴規138条)、植草氏の勾留質問での「説明」は、正式な請求になっていなかったのでしょうかね。
でも、たしかに、弁護人が何とかできるはずですね・・・
このときの弁護人は、古旗警官の「検察出身の弁護士にしてもらえ」との指示により、植草氏が想い起こして依頼した、検察官出身のS弁護士だったとのことです。
4月8日のこと
ーーーーーーーーーーーーーーー
S弁護士に電話が通じると、古旗警官は「自分が電話に出る」と言ってS弁護士と直接話し始めた。古旗警官が会話を終えて私が電話に出ると、S弁護士は「明朝11時半ころに高輪警察署に行く。警官の言うことに話を合わせておきなさい」と言って電話を切った。
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして翌日(4月9日)、S弁護士と接見します。
ーーーーーーーーーーーーーーー
その後、S弁護士と初めて接見した。S弁護士はK弁護士を同伴していた。私は「本当は、絶対にやっていない」と言った。しかし、S弁護士は「警察官による現認なんでしょ。ひっくり返すのは非常に難しい。否認すれば、必ず長期の勾留がつく」と言った。続けて、「ここは話を合わせて、とにかく早く出た方がいい」と言った。私は、それ以上反論しなかった。S弁護士は「鏡を持っていたんでしょ」と聞いた。事件当時、私は鏡をポケットに携行していた。「はい」と答えると、「やはり話を合わせた方がいい」と繰り返した。
S弁護士「示談をするか。」と聞いた。私はとっさに「これだ」と思った。私は疑われている罪が「親告罪」なのだとその瞬間に判断した。「被害届」が提出されて初めて罪が問われるものと思った。「示談」が成立して被害届が出されなければ、すべてが消えると判断した。直ちに「全力をあげてお願いします」と言った。
示談への対応がのちに問題にされた。「示談」に「罪を認める」意味が含まれることが問題だった。このことを私は知らなかった。弁護士から「示談」と聞いた瞬間、冤罪から脱出するための有力な手段だと感じて、直ちに反応したのだ。
のちに「迷惑防止条例」が親告罪ではないことを知った。私は約20日間の勾留期間中、このことを知らず、弁護士接見のたびに示談交渉について尋ねた。
ーーーーーーーーーーーーーーー
そして、
ーーーーーーーーーーーーーーー
被害者とされた高校生の母親から「被害届を出した覚えもないし、裁判にしないでほしい」との上申書が検察庁に提出された。被害者とされた方の側には、私が全面否認していることを伝えていた。だが私は起訴された。
ーーーーーーーーーーーーーーー
何とも・・・といった感じですね。
★「痴漢冤罪」に限らないようですね。
NAME: mojo
阿修羅の方で紹介されていたのですが、「日経ビジネス」のサイトの記事が引用されていました。なかなか考えさせられるテーマです。
「日本の裁判官がおかしい」
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20071212/143054/?P=1
>裁判への信頼を揺るがすニュースが相次いでいる。痴漢冤罪事件にいたっては、枚挙にいとまがない。
植草さんの判決も、いろいろと疑問点や問題が提起されているにもかかわらず、有罪判決が下されました。
この記事では、ある裁判の実例が紹介されていますが、
>ちなみにこの裁判長は、司法試験の選考委員も務める法曹界のエリートである。
こういう方でさえ、弁護士さんから「裁判官が記録をきちんと読んでいるのかさえ疑問に思うとともに、空しさを覚えます」なんて感じさせる判決を出してしまうようです。
(どうして、こういう事が起きるのかの原因も、記事では分析してありますので、ご覧になってみると良いかもしれません。)
「日本の裁判官がおかしい」
ttp://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20071212/143054/?P=1
>裁判への信頼を揺るがすニュースが相次いでいる。痴漢冤罪事件にいたっては、枚挙にいとまがない。
植草さんの判決も、いろいろと疑問点や問題が提起されているにもかかわらず、有罪判決が下されました。
この記事では、ある裁判の実例が紹介されていますが、
>ちなみにこの裁判長は、司法試験の選考委員も務める法曹界のエリートである。
こういう方でさえ、弁護士さんから「裁判官が記録をきちんと読んでいるのかさえ疑問に思うとともに、空しさを覚えます」なんて感じさせる判決を出してしまうようです。
(どうして、こういう事が起きるのかの原因も、記事では分析してありますので、ご覧になってみると良いかもしれません。)
★なぜ被告人に有利な証拠が保全されなかったのでしょう。
NAME: KS
ご苦労様です。KSと言います。
それにしても不思議な事件です。最初の事件の際、植草氏がいた上りのエスカレーターについてです。
監視カメラがあったので、植草氏は自身の無罪を証明できる証拠であることを訴えたのに、警察はビデオを見てチェックをしなかったですね。そして、裁判の時には既に映像は保管期間を経過したので警備の担当者によって消去されていたそうですね。
弁護士は何をしていたのでしょうか。法律には詳しくないですが、刑事訴訟法179条には、弁護人は裁判官に対して被告人に有利な証拠の保全を請求できる、となっているのにです。
別に弁護士を責めるわけではないのですが、ほんとよく分からないです。何か変です。
それにしても不思議な事件です。最初の事件の際、植草氏がいた上りのエスカレーターについてです。
監視カメラがあったので、植草氏は自身の無罪を証明できる証拠であることを訴えたのに、警察はビデオを見てチェックをしなかったですね。そして、裁判の時には既に映像は保管期間を経過したので警備の担当者によって消去されていたそうですね。
弁護士は何をしていたのでしょうか。法律には詳しくないですが、刑事訴訟法179条には、弁護人は裁判官に対して被告人に有利な証拠の保全を請求できる、となっているのにです。
別に弁護士を責めるわけではないのですが、ほんとよく分からないです。何か変です。
[No name] Re:なぜ被告人に有利な証拠が保全されなかったのでしょう。
こんにちは。
2004年の事件の話ですね。
植草さんが監視カメラがある事に気がついて申請しても、しばらーくたって消された(消した?)後にもうないよと警察から返事があったそうですよ。
2004年の事件の話ですね。
植草さんが監視カメラがある事に気がついて申請しても、しばらーくたって消された(消した?)後にもうないよと警察から返事があったそうですよ。
★『知られざる真実 勾留地にて』
NAME: 熊八
>毘沙門天さん?ではありません。
それは失礼いたしました。
都内での集会は開かれたようです。
数多く開けば、「言い訳がましい」と言う人も出てくるでしょうね。マスコミは何でも植草氏を貶めるネタにしようとしている様相ですから、期待はできないと思います。無視し通すか、笑いのネタにするだけだと思います。
ところで、植草氏の『知られざる真実 勾留地にて』はお読みになりましたか? 植草氏の主張がとてもよくわかりますので、参考になさってください。
それは失礼いたしました。
都内での集会は開かれたようです。
数多く開けば、「言い訳がましい」と言う人も出てくるでしょうね。マスコミは何でも植草氏を貶めるネタにしようとしている様相ですから、期待はできないと思います。無視し通すか、笑いのネタにするだけだと思います。
ところで、植草氏の『知られざる真実 勾留地にて』はお読みになりましたか? 植草氏の主張がとてもよくわかりますので、参考になさってください。
★無題
NAME: 冬男
毘沙門天さん?ではありません。
植草氏を応援されている方が居るようなので全国行脚とまでは言いませんがせめて都内での集会を開いては如何ですか?何度も何度も開き訴えればマスコミにも取り上げられると思います。(もちろん中傷は有るかもしれませんが)
植草氏を応援されている方が居るようなので全国行脚とまでは言いませんがせめて都内での集会を開いては如何ですか?何度も何度も開き訴えればマスコミにも取り上げられると思います。(もちろん中傷は有るかもしれませんが)
★無題
NAME: 熊八
冬男さん、はじめまして。熊八と申します。
(毘沙門天さんですか? 違ってたらごめんなさい。)
マスコミが、真摯な訴えを無視し続けることは優にあります。
私は今回の事件が起こってから見ている者ですが、マスコミの姿勢は、それはそれはひどいものでした。「失礼」どころではなく、犯罪的だったと思いますね。
これは何らかの理由で、植草氏を貶めようとマスコミは決めているんだな、と思いました。また状況が変わってくるかもしれませんけれどもね。
(毘沙門天さんですか? 違ってたらごめんなさい。)
マスコミが、真摯な訴えを無視し続けることは優にあります。
私は今回の事件が起こってから見ている者ですが、マスコミの姿勢は、それはそれはひどいものでした。「失礼」どころではなく、犯罪的だったと思いますね。
これは何らかの理由で、植草氏を貶めようとマスコミは決めているんだな、と思いました。また状況が変わってくるかもしれませんけれどもね。
★無題
NAME: 冬男
以前TVで冤罪を訴えたらとの書き込みを読みましたがマスコミの公平性に苛立ちに似た疑問を投げかけていましたね。確かに「報道の自由」を楯にして いや隠れ蓑にして失礼な態度も多いとは思いますが真摯な訴えを無視し続けるとは思いません。管理人さんはどう考えますか
[No name] Re:無題
植草さんの事件には政治的背景があると思いますからね。
真摯な態度ならマスコミも応えるというものでもないように思っています。
真摯な態度ならマスコミも応えるというものでもないように思っています。
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