category: 植草一秀氏
DATE : 2007/04/26 (Thu)
DATE : 2007/04/26 (Thu)
目撃者と言われる人の証言と逮捕者の証言で食い違う部分が多く明らかになっています。
ネクタイを掴んだと言われているタイミングも2人の証言は違います。
そして植草一秀氏は意見陳述でも車内でネクタイを掴まれたとは言っていないのです。
左と後ろを強く掴まれたとおっしゃっています。
目撃証人が証言したような車両前方からやってきた男性がネクタイを掴んだという状況はなかったものだと思われます。
敏久さんがコメントを下さいましたが、逮捕者は胸より下は見えないような状況の混雑具合だったとも証言しているので、目撃者の証言は完全に否定されると思います。
今までにも繰り返し繰り返し書いてきましたが、この第二回公判の目撃者の証言はこれだけの疑問点があって、逮捕者の証言とも矛盾が多い事から信用できないとされるべきだ。
植草氏の主張と食い違うだけでなく、逮捕者との証言とも食い違う証言が正しいと判断できるはずがない。
大体、この目撃証人は183センチ。
40センチ離れた場所にいる160センチの女性の肩越しに(肩の上から)、この女性のすぐそばに立っていたという植草氏の手が見えたと言っているのです。こんな荒唐無稽な話はないと思う。
どういう角度で見えるというのか、裁判所はこの話をどう思って聞いたのだろう。
当時第二回公判があったときから、目撃証言には釈然としない内容が多かったのですが、改めて逮捕者の証言と照らし合わせるとさらにその矛盾点が露呈したと感じます。
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★身内意識の弊害
NAME: mojo
私は、裁判って「検察 対 弁護側」だと思っています。
つまり、検察の主張(その補強として、目撃者の証言や鑑定など)と、弁護側の主張(被告の言い分)のどちらが合理的かを裁判官が判断する。そういう印象です。
先日、日本テレビ系列のニュースで「スクープ」というのを見たのですが、例の鹿児島の冤罪事件で「内部文書を入手」というもの。これは、検察と警察の捜査責任者が「調書の矛盾を隠すため、“口裏合わせ”していた」やりとりを暴露したものでした。
起訴状では「4回の会合」というのが、当時の「小票」(こひょう:取調べの際に、簡単に内容を書き込んだ書類)では、人によって「10回だったり、7回だったりバラバラな証言」をしている。・・・つまり、これは普通に考えると、証言の強要があったと推測できる。そして関係者は、この書類がもしも公になったら「この事件は、飛ぶ(終わる?)」なんて言っていたようです。
その「内部文書」では、この書類(小票)は何としても隠さなければと、警察と検察が相談しているやりとりの一部始終だったようです。
つまり「捜査は適正に行われたのか?」ではなく「この書類を、相手に見つかったらマズいので絶対に隠さなきゃ」って、そりゃ逆でしょう。
本来、検察官はこの時点で慎重な立場を取らなければならないハズなのに、その本人が「私は、死んでも出さない覚悟」とか「弁護側に流出しないように」とか、「(調書を出さないための)合理的な理由が必要」などと、本末転倒です。
今回の植草さんの裁判の「証人相互のストーリーの矛盾」というのは、検察官は慎重に判断すべき内容だと思うのですが、上記の例を併せて考えると、
ー>『植草さんに、決定的に有利な証言(証拠)は、隠している』
ことも、十分に考えられます。
速記録などを詳細に見ると「時間的・混み具合・会話の内容」など、それぞれがバラバラです。・・・全て検察の主張を補強するための「証人の証言」です。これらが「一つのストーリー」を形成して、それと「植草さんの主張」とを比較して、どちらの言い分が正しいかを判断しなければならないハズなのですが、それ以前の話です。
そういえば冒頭で紹介した、内部文書のやり取りを見ての感想・・・
警察の方が、検察官よりも偉そうに見えるのは、何故?
つまり、検察の主張(その補強として、目撃者の証言や鑑定など)と、弁護側の主張(被告の言い分)のどちらが合理的かを裁判官が判断する。そういう印象です。
先日、日本テレビ系列のニュースで「スクープ」というのを見たのですが、例の鹿児島の冤罪事件で「内部文書を入手」というもの。これは、検察と警察の捜査責任者が「調書の矛盾を隠すため、“口裏合わせ”していた」やりとりを暴露したものでした。
起訴状では「4回の会合」というのが、当時の「小票」(こひょう:取調べの際に、簡単に内容を書き込んだ書類)では、人によって「10回だったり、7回だったりバラバラな証言」をしている。・・・つまり、これは普通に考えると、証言の強要があったと推測できる。そして関係者は、この書類がもしも公になったら「この事件は、飛ぶ(終わる?)」なんて言っていたようです。
その「内部文書」では、この書類(小票)は何としても隠さなければと、警察と検察が相談しているやりとりの一部始終だったようです。
つまり「捜査は適正に行われたのか?」ではなく「この書類を、相手に見つかったらマズいので絶対に隠さなきゃ」って、そりゃ逆でしょう。
本来、検察官はこの時点で慎重な立場を取らなければならないハズなのに、その本人が「私は、死んでも出さない覚悟」とか「弁護側に流出しないように」とか、「(調書を出さないための)合理的な理由が必要」などと、本末転倒です。
今回の植草さんの裁判の「証人相互のストーリーの矛盾」というのは、検察官は慎重に判断すべき内容だと思うのですが、上記の例を併せて考えると、
ー>『植草さんに、決定的に有利な証言(証拠)は、隠している』
ことも、十分に考えられます。
速記録などを詳細に見ると「時間的・混み具合・会話の内容」など、それぞれがバラバラです。・・・全て検察の主張を補強するための「証人の証言」です。これらが「一つのストーリー」を形成して、それと「植草さんの主張」とを比較して、どちらの言い分が正しいかを判断しなければならないハズなのですが、それ以前の話です。
そういえば冒頭で紹介した、内部文書のやり取りを見ての感想・・・
警察の方が、検察官よりも偉そうに見えるのは、何故?
★無題
NAME: 敏久
確かに、逮捕者の言ってることを是とすると、目撃者の話が全部パァになるので、目撃情報が信じられない=無罪になるかもしれません。
ただ、逮捕者の言ってる事自体おかしい所もあり、植草氏の証言と違う箇所(つり革もっているいない等)もあるので、慎重に考えてみたいと思います。
自分は、リアルが忙しかった事と、自宅パソコンが壊れていた事もあって、第6回公判について、最初に知ったのがつい先日初めて見た検証サイトの速記録でした。
前回の証人がどう証言していたか忘れた部分も多いので、また時間があったら、目撃者の証言と逮捕者の証言のどちらを是とするかは重要な事だと思うので、ほかの人の意見も聞きながら、もう一回よく見てみたいと思います。
ただ、逮捕者の言ってる事自体おかしい所もあり、植草氏の証言と違う箇所(つり革もっているいない等)もあるので、慎重に考えてみたいと思います。
自分は、リアルが忙しかった事と、自宅パソコンが壊れていた事もあって、第6回公判について、最初に知ったのがつい先日初めて見た検証サイトの速記録でした。
前回の証人がどう証言していたか忘れた部分も多いので、また時間があったら、目撃者の証言と逮捕者の証言のどちらを是とするかは重要な事だと思うので、ほかの人の意見も聞きながら、もう一回よく見てみたいと思います。
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