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DATE : 2024/11/23 (Sat)
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DATE : 2007/05/27 (Sun)
mojoさん熊八さんが興味深い会話をしておられたので、こちらにも転載させていただきます。
ちょっと長いですが読んでみてください。

■mojoさん
事件発生の報道を見ていて、なんだ最初の段階で、カバンや傘を持っていた事、そして「傘を手首に・・・」という情報が出ていたことに気付きました。

署員が事情を聞くと、「両手はふさがっていた」と抗弁。右手に肩に担いだショルダーバッグ、左手に傘を持った状態で潔白を主張したという。同署では、同容疑者が傘を手首にかけ、お尻タッチ。その後、すぐに傘を手に持ち直し、“隠ぺい工作”をしたとみている。ちなみに今回、手鏡は持っていなかった。
(2006年9月15日06時01分 スポーツ報知)

「同じ場面の記述」が、別の記事では、
 植草容疑者は当初「右手にはバッグを持っていたし、左手はカサを持っていたので触れるわけがない」と話していたという。しかし女子生徒は、植草容疑者が手首にカサの柄をかけて手のひらで触っていたと証言している。
(スポニチ)

事実関係は、共通していますが一カ所だけ「隠蔽工作をした」という情報は、
 ・スポーツ報知では「同署(担当者)」の発表
 ・スポニチは「女子生徒が、証言」
ここが、微妙に違います。

素直に読めば、手首に傘をかけてさわっていたというのは「女子生徒の証言」だったということでしょう。果たして、女性にそれが可能だったのでしょうか? それとも、推測で女子高生が言ったことなのでしょうか?

次は「傘が、どのように被害者から見えるか?」というテーマも考えてみなければいけないですね。

■熊八さん
重複しますが…

事件直後の報道では、右斜め後ろにいた植草氏が、
左手で女性の右臀部に触ったことになってましたね。

(スポニチ)

<制服姿の女子生徒の右後方から体を密着させて、左手で右臀部をスカートの上から触った。>
<1分程度さわり続けたが、女子生徒が我慢して声を出さなかったため、植草容疑者の行為はエスカレート。左手をスカートの中に入れ、下着の上から臀部を触ったため、女子生徒は泣きながら振り向いて「やめてください」と声を出したという。>
<女子生徒は、植草容疑者が手首にカサの柄をかけて手のひらで触っていたと証言している。> 
(スポーツ報知)

<スーツにノーネクタイの同容疑者が右斜め後ろにポジショニング。左手でスカートの上から女子生徒のお尻を触り始めると、徐々にスカートをたくしあげ、下着越しに、手のひらで1分以上もお尻をなでまわしたという。>
<署員が事情を聞くと、「両手はふさがっていた」と抗弁。右手に肩に担いだショルダーバッグ、左手に傘を持った状態で潔白を主張したという。同署では、同容疑者が傘を手首にかけ、お尻タッチ。その後、すぐに傘を手に持ち直し、“隠ぺい工作”をしたとみている。>

この、<同署では、同容疑者が傘を手首にかけ、お尻タッチ。その後、すぐに傘を手に持ち直し、“隠ぺい工作”をしたとみている。>というのがポイントだと思います。

「傘を持ってたんだから触れませんよ」と容疑者が抗弁してきたら、「右手で触ったんだろう」、もしくは、「傘は右手で持ってたんだろう」と言えば済むことなのに、「傘を手首にかけて触ってたんだろう」、などと警察が言っているということは、右手では触っておらず、かつ、傘は触った左手のほうに持っていたということを、警察が認めていたということだと思います。

ではなぜそれを認めていたかというと、被害者が「やめて」と振り向いて見たときに、植草氏の右手は女性を触れない状態、つまり、吊り皮を持っている状態であり、左手には傘を持っていた、と被害者が供述したからだと思います。そう考えざるを得ません。

右のお尻を触られていた女性が、振り向けば、右斜め後ろに、右手で吊り皮を持ち、左手に傘を持った植草氏がいた。彼が触ったとすれば、左手で、傘を左手首にかけるなりして(しかし持ち直す時間があっただろうか…それはまぁ置いといて)触っていたということだろう。という推測になったのではないかと思います。
右手に持っていた傘を左手に持ち替えて右手で吊り皮を持った、という可能性が考えられないぐらい短時間だったということでしょう。

ああ、mojoさん。
私はようやく、植草氏の無実を確信しました。
9月15日の報道に、真実があったのですね。
まったく、鈍いにも程がありますね、私…
右後ろから、相手の右のお尻を、傘を左手首に掛けて、左手で触ったというんでしょう?触りにくすぎます。シミュレートしてみればすぐにわかります。傘、落ちてしまいます。まずスカートの上から、そして徐々にスカートをたくし上げて、なんて無理です。
隠蔽工作のために、あえて左手首に傘を掛けておいたんだなんて、もっと無理です。掛けながら触るのも難しいのに、そんな短時間に器用に片手で持ち替えられますか。酔ってもいるのに。
これを検察も「無理」だと考えたであろうことは、ストーリーを変えてきたことにも表れています。
無実ですね。
ただ、無罪を取れるかはわかりません。ほんとうにお気の毒です。

■mojoさん
熊八さん、こんにちは。
どこかで書こうと思ったか、または書いたか忘れましたので、書きます(笑)

右手がつり革を持っていたかいなかったか?

これって、2回公判の速記録を読んでいて、チョット違和感を感じた点があります。検察官が、何度か「右手はつり革を持っていなかった」という事を、証人に言わせています。

小出検察官 そのおじさんはつり革につかまっていましたか。
証人 いえ、つかまっていませんでした。

小出検察官 おじさんの右手が、そのとき、つり革をつかんでいたというようなことはありますか。
証人 ありません。

その後右手がどうなっていたかを、検察官が「これこれこうですか」に証人が「はい、そうです」のようなやり取りが続く
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もちろん、概要の次に詳細の説明なのでしょうが、「右手はつり革につかまっていなかった」という事を強調したいのかなぁ? という風に感じました。
多分、植草さんの供述の「右手はつり革」というのを、先につぶしておく意図もあるのだと思います。

■熊八さん
先にも言いましたように、植草氏の右手は吊り皮、というのは、被害者の当初の供述でもあったと思います。

右のお尻を触られた、しかも下着まで、という点は動かしにくいと判断されたのだと思います。
右のお尻を左手で触るのは、ちと無理。傘を手首に掛けては、なおさら無理。
なので、右手を自由にしておく必要があったのだと思います。

■mojoさん
私も、裁判の度に「植草さんは冤罪だ」という実感を持ちます。
裁判で、無実を勝ち取るには、まだまだ、イバラの道だとは思いますが、「コツコツと事実の積み重ね」が、必ず真実に近づくものだと信じています。

「傘」に関しては、2重の意味で不可解です。(立体図でもそうですが)

・標準(85センチ)だと、女子高生の腰の位置だと、斜めにしないと、まっすぐだと手首からはずれる。
・濡れた傘が、被害者の足もとで揺れた場合、(痴漢をされているよりも簡単に)振り向いたり、よけたりすできる・・・ぎゅうぎゅうじゃないのに、人の傘が自分の足下に触れたりしたら、普通はよける。

↑つまり、2分くらいそのままの状態で耐える理由は無いでしょう。(痴漢行為を我慢するよりも、傘が触れているからと、移動するのは楽)

弁護士さんも、証人に繰り返し「右手がつり革を持っていたか」を尋ねている事からも、この「右手がどうなっていたか」がポイントでしょうね。
(もしかしたら、被害女性の供述には、公判の資料としては出てなくても「右手はつり革をつかんでいた」なんてあるかもしれませんね)・・・鹿児島の事件だと、そうやって大事なメモを隠滅しようとしたらしい。

■熊八さん
mojoさん、こんばんは。
すみません。いま、「真相レベル」の方に頭が行ってしまっています…
「裁判レベル」にはまた戻ってまいりますので、お許しください。

さて、植草氏は無実である(女性の右後方に吊り皮・傘を持って立っていただけである)ことを前提として、では「誰がどう触ったのか」を考える上で、ポイントになりそうな点を挙げてみたいと思います。

◆ 女性は右臀部を1分以上触られていた

そんなに長く触られ続けるものかと思いますけれど、痴漢だとわからなかったということかなと思っています。
はじめは、何か物がこつこつ当たるから、何だろう、イヤだなぁと思ってたのが、スカートがめくられるに及んで、何?!とばかり振り返って後ろを向いた、ということかもしれません。そして、子供も見てるのにスカートをめくるなんてという意味で、「子供がいるのに」と言ったのかもしれません。
植草氏によれば、このとき女性は、いた場所を見て、戸惑うような表情をしていたと言います。あれ?誰に触られてたんだろう?ということだったのではないかと思います。
ちなみに、女性はヘッドホンをつけて何かを聞いており、右腕を曲げて手提げかばんを持っていたようです。そして最終的に振り返ったとき、ヘッドホンを外したということのようです。

◆ 目撃者: 女性の後ろの男は右に傾いていた

男は、つかまらないように、左後ろに立った上で、右のお尻を触っていたということかもしれません。
目撃者は、女性と男とは密着していたというのに、頭は離れていたと言っています。いくら身長差があっても、男は右にも傾いているのですから、密着して頭は離れません。頭が離れていたということは、前後、それなりの距離があったということでしょう。
男は、逃げやすいように、手ではなく、何か道具を使って、イタズラのように触っていたのかなとも思います。痴漢をされているという認識が女性になかった可能性とも合います。

◆ 逮捕者: 被害者は振り返り振り返り、ひとことひとこと抗議をしていた

これが奇妙で印象的なシーンです。何のことなのでしょう?
思うに、右お尻に何かが当たるので、気になって何度か振り返っていたのではないでしょうか?
その最初のほうで、そんなに大きくない声で、「やめてください」と女性が言い、その声を聞いて、逮捕者は振り返って見ていた、ということかもしれません。
ただ、女性の発言内容が各証言間で異なり、植草氏は女性の泣き声を聞いていないということです。(声を上げて泣いていたわけではないのかもしれません。)

■mojoさん
◎あくまで、可能性の一つで、今となっては証明は不可能ですが
熊八さんの

>何か道具を使って、イタズラのように触っていたのかな
>右お尻に何かが当たるので、気になって何度か振り返っていた

この条件にピッタリのモノが、当時「誰が持っていても不思議じゃないモノ」の中にあります。・・・傘です(笑)

しかも、傘の柄の方を使えば、チョット離れた場所からでも、コツコツといわず、極端な話「スカートもめくれる」でしょう。(これは、意図的に「植草さんを陥れたい人」が利用したとすればの話ですが)

昨日からのコメントを見直しても、やはり被害女性の供述に「右側を触られていた」という記述があるのだと思います。

2回目撃者の証言は、この「右手が触っていたかどうか」は、推測しか出てきません。そりゃそうでしょう、むしろ密着している人の右手が、

>○証人 右腕は、おじさんの方でなく、前の方に出ていました。(377)

密着しているのに、こんな風に見えるワケは無いと思います。


mojoコメント備忘録【10】◎マスコミの報道や個別の項目などコメント欄より
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★無題
NAME: ゆうたま
なんか、たとえば法廷で調書の内容と違うことを証言しても、それが検察の利益になることなら何にも問題ないみたいに思えちゃいます。
最初に宣誓するのも意味ないみたいな。
2007/05/30(Wed)02:56:34 編集
★無題
NAME: 熊八
K証人の場合は、検察も「失敗だったかな」と思っていると思います。裁判官が疑っているからです。

(第6回公判)
791.宮本裁判官 じゃ、警察官調書と検察官調書と、調書は1通ずつあるのですか。
792.K証人 そうなると思います。
793.宮本裁判官 そこでいっている内容と、きょういった内容で、異なっているところはありますか。
794.K証人 ないと思います。
795.宮本裁判官 あなたはきょうの証言が記憶どおりなんでしょうけれども、警察とか検察庁で、今思えばちょっと違った、記憶違いのことをいったというところはないですか。
796.K証人 記憶にはありません。

第2回公判では無かったような問いかけです。
念入りに尋ねているということは、重要な点で、調書と異なることがあるということでしょう。


いちおう、証言時の「記憶」に基づいた内容であれば、偽証罪にはならないのでしょう。
それに、偽証罪の場合、起訴するのは検察ですから、検察のストーリーどおりに話して偽証罪に問われるということも、考えにくいと思います。
証人の心理としては、自分の記憶を押し通すよりも、むしろ検察のストーリーに沿ったことを言うほうが、安心感があるのではないでしょうか。


植草氏は有名人で、アナウンス効果も大きいため、無理スジではあったが警察・検察のメンツにかけても「冤罪」「誤認逮捕」とするわけにはいかず、意地になって有罪を目指している、ということだと思います。
2007/05/29(Tue)11:38:32 編集
★熊八さん、ありがとうございます
NAME: ひらりん
裁判では、検察はシロをクロと言いくるめてでも被疑者を有罪に仕立て上げようとするのですね。
わからないのは、どうして自分の見たとおりでなく、検察のストーリーどおりに証言する人がいるのかということです。
キリスト教徒のように聖書に宣誓することがなく、宗教的な縛りのない日本人には偽証に対する罪の意識がないとはよく聞きますね。
人の一生がかかっていること、偽証の(精神的な)罪の重さがわからないのは、その人にとって気の毒なことだと思います。
自分の良心を捨て去っては、人間はおしまいだと思います。
私はキリスト教徒でなくても、偽証をすればその罪は一生消えないと思います。
法律で裁かれないからこそ、償いようのない罪を一生背負って生きることになるでしょう。
URL 2007/05/29(Tue)10:34:24 編集
★無題
NAME: 熊八
>ひらりんさん

おそらく、第2回公判の目撃者の証言ではマズいと、検察は思ったんだと思います。

この時点でのストーリー:
被害女性の真後ろに密着して触っていた被告人が、女性が振り返った直後、1~2歩後ろに下がった。

しかしどうも、裁判長が、被害女性の後ろにいた男は植草氏ではないのではないかと疑っているフシがある。(2速記録1587~のあたり)
<直後にそんなに移動したのがおかしい>、<被害者の真後ろにいた男と、右後ろにいた男(=植草氏)とは、別人ではないか>と、裁判長は疑っているのではないか。。

そこで、ストーリーを修正し、<被害女性の真後ろにいた男は後ろに移動しなかった>ことにしたのだと思います。それが、1月に非公開で行なわれた被害女性の証人尋問に反映されたのでしょう。

その前に、話は戻りますが、初公判に先立って、被害者の記憶も修正されていたと思います。
事件直後は、右後ろに立っていた植草氏に左手で右お尻を触られたと思う、と言っていたのでしょう。それが、目撃者の出現を受けて、実は真後ろに密着されて、両手で触られてたんじゃないか、少なくとも左お尻を左手で触られてたんじゃないか、と誘導され、そうだったような気がすると言うに至っていたと思います。

そして迎えた被害者証人尋問で、第2回公判の結果を承け、「犯人は密着して、のち移動せず説」が付け加えられたのだと思います。

ここで被害者は、左にひねって、犯人の左手と、その手首にかかった傘を見たと言いました。
そして、最終的には右回りに振り返ったとも言いました。
(第6回公判からこれらがわかります。)

植草氏によれば、左回りだったようです。
この違いがなぜ出るかですが、おそらく真実は、「気にしてチラチラ見ていた方とは反対側を、最終的に振り返った」だと思います。なのでたぶん、ほんとうは右お尻を触られていた被害者はチラチラと右を気にしてしばしば振り返っていて、最終的にスカートをめくられて、逃げるように左回りにまわったのではないかと思います。それが、左を触られたことになったので、反対の右回り、ということになったのではないでしょうか。

しかし、植草氏が密着し、女性に振り返られても後ろに移動しなかったとなると、女性が後ろ向きになって抗議したというのが、ちょっと不自然な光景になります。犯人と至近距離で顔と顔を合わせて、まくし立てていたことになるからです。

そこで、女性は体を前に向けたままで、振り返り振り返り、ひとことひとこと抗議していた、という奇妙な場面が生まれることになったのだと思います。
振り返り振り返り、というのは、実際にあった様子だと思います。しかしこれはまだ本格的に抗議が始まる前の、右お尻に当たる物を気にする動作であったと思います。これが「抗議の様子」に流用された、ということだと思います。


実際は次のようなことだったのではないかと、今のところ思っています。

ーーーーーーーーーー

被害女性の真後ろ、やや左にいた男が、右に傾きながら、女性の右臀部を、手か何かで、なにげなく触っていた。
女性は、何かが当たるので、右に振り返って、「やめて」と言う。
(ヘッドホンをしていたので、自分が思うよりも少し大きめの声)
(この声で、女性の左斜め前の方向にいたK証人が振り返る)

被害女性は、なおも右お尻に何かが当たるので、気になって、しばしば振り返る。
まだこの時点では、周りの乗客が特に気がつくほどではなかった。
(6速記録725。K証人:「ほかの乗客もすぐさま状況に気づいたわけではないと思うので、途中から、おいおいみんな気づき始めたんだと思うのですが、僕と同じで。」)

そして、触り始めから1分ほど経って、男はスカートをめくるに至る。ここで女性はびっくりして、大声を上げながら、左回りにまわって逃げる。「子供がいるのに」などを言う。

しかし、誰に触られたのかがよくわからない。
少し躊躇するも、右後ろにいる植草氏が犯人かと思って、抗議を始める。「謝ってください」「次で降りてください」など。
ここで、周りの乗客みんなが注目するに至る。
(6速記録816。K証人「全員が注視している状況を、壮観だなと思って見ていましたので。」)

ーーーーーーーーーー

この、「壮観だなと思って見ていた」というのが、ちょっと傍観者的で、これから逮捕するような感じには聞こえないのですが、このK証人について気になることはまた項をあらためて書きます。
2007/05/29(Tue)01:09:08 編集
★無題
NAME: NONAME
一つの見方ですが、最初から目的は植草氏のプライバシー暴露だったからでしょう。それによって、植草氏が大学復帰・テレビ出演することを封じ込める目的があったのではないかしら? たとえ無罪判決がでたとしても、植草氏がこうむったダメージは取り返しがつきません。「痴漢」自体は有責者の汚名をそそいでも、性犯罪者に近いイメージの植え付けには成功したわけです。これでは教育現場への復帰は難しい。過去に学生との間にセクハラ行為があったわけじゃないのに、なぜ?とおもうけど、現実はきびしいですからね。
2007/05/28(Mon)13:21:33 編集
★説得力のある解説です!
NAME: ひらりん
熊八さんの解説、大いに納得です!
ゆうたまさんのおっしゃるとおり、取調べの録音テープがあれば、真偽が確認できるのにと思います。
ここでひとつ、素朴な疑問です。
そんなにしてまで植草氏を犯人とする目撃者証言を捏造したのに、なぜ逮捕者は口裏合わせをせずに出したのでしょうか?
時間がなかったのかなあ。
URL 2007/05/28(Mon)06:45:37 編集
★無題
NAME: ゆうたま
こういう場合、取調べだけじゃなく結果、裁判で証人になるであろう人との会話も録音してほしいものです。

ところで、本人が言ってるんですから確かなんでしょうけど、警察に出頭して6~7時間も話すものなんですかね。
検察にも4回ぐらいは行ったとか。
2007/05/28(Mon)01:47:54 編集
★無題
NAME: 熊八
報道には不正確な部分もありますが、
(たとえば「ノーネクタイ」など。警察が到着したときにはノーネクタイだった、という話が混ざったのでしょう)
「警察の見解」については、その時点の警察の見解が、大筋で、ほぼ正確に記述されると思います。
事件から丸1日経った時点での、最大限植草氏不利に考えた容疑が、「左手首に傘を掛けて、左手で、右後方から、右臀部を触った」だったということでしょう。

以下は想像です。

ーーーーーーーーーー

「左手首に傘を掛けて、左手で、右後方から、右臀部を触った」

しかし、これはどうも無理がある。
そこへ、目撃者が現れる。

(※連絡は15日 出頭は16日)

彼は、犯行を見ていたわけではなかったが、逮捕騒ぎは目撃していた。

(※被害者は左を触られていない。従って、目撃者に「左臀部への犯行」が見えていたはずがない。「左臀部への犯行」は無かったのだから。
「右臀部への犯行」は、見ていないと自ら言っている。)

被害者は、自分が向いていた方向の、1メートルもないところにいた。そういえば何か変だなとも思っていた。それなのに助けに入れなかった。忸怩たるものがあった。

(※悔やんで友人にメールしていることから、「ヒーロー的」な行為をしたかった人なのだと思います。そしてメールの中に、誰がどう触ったというような話が無いことから、痴漢の内容についてはよく知らなかったのだと思われます。)

後日、犯人が否認しているとのニュースを聞いた。あんな騒ぎになったのにそれはないだろう。逮捕された犯人も、電車の中では犯行を否定している様子は無かった。

まだ自分が役に立てるのではないかと考えた。警察に出頭した。

彼は、不審な男を目撃していた。
その男は、被害者のすぐ後ろで、右に重心をかけた、おかしな格好をしていた。

(※曖昧な部分が多い証言の中、ここだけが印象深く強調されているので、これだけは確実なのだと思います。)

目撃者は、この男が犯人だろうと考えており、この男が逮捕されたものだと思っていた。

しかし警察・検察は困った。被害者の供述によれば、被害者のすぐ後ろには植草氏はいなかったからだ。
被害者が振り返って見たときには、植草氏は少し離れたところで、右手で吊り皮を持ち、左手に傘を持って立っていたのだ。

ここで、植草氏をあきらめるべきだった。しかし、警察・検察は植草氏にこだわった。
女性のすぐ後ろにいた植草氏が、女性が振り返った瞬間に1~2歩下がった、という説を取ることにした。
吊り皮を握る時間は無いため、吊り皮は握っていなかったことにした。

そして、目撃者が「犯行」を目撃したことにしたかった。しかし、目撃者の前には人がおり、正直なところ、目撃者は犯人の手までは見えていなかった。

「触ってるところまでは、記憶にありません。」
「でも、あなたの前には誰がいたんです?」
「女性が1人。」
「じゃあ、見えてたんじゃないですか? あなたは背も高い。女性の肩越しにでも見えたはずだ。」
「うーん…」
「犯行を目撃されてることが重要なんです。あなたが頼りなんだ。よく思い出して。」
「うーん… そう言われれば、見えていたかも…」

目撃者は、見えていなかった犯人の左手を、じょじょに思い出していった。

(※警察の聴取により、しなかった犯行を「自白」する人もいるぐらいですから、見なかったことを「思い出す」人がいてもおかしくないと思います。
警察に出頭して6~7時間も話をしたというのが、何かを無理やり「思い出そう」としたことの表れではないかと…)

ーーーーーーーーーー

いろいろ総合するとそういうことだったんじゃないかと、想像しています。

そしてこれも想像ですが、15日に目撃者から連絡が入ったことで、話が変わる可能性が出て来たので、警察・検察のほうからマスコミに対し、「詳しい容疑の内容は書かないように」という「止め」が入ったと思います。従って、9月16日の報道では、どういうことをしたのかという具体的な内容が、急に無くなっているのではないかと思います。

これは話が変わるな、無理スジだな、と感じたマスコミの方も、実際には多いのではないでしょうか。
2007/05/27(Sun)23:58:40 編集
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