DATE : 2007/09/10 (Mon)
記者会見に植草氏は出席されなかったようですが、
会見場で配布された植草一秀氏のコメントを入手いたしましたので公開させていただきます。
・・・・・・・・・・植草一秀氏コメント・・・・・・・・・・
【名誉棄損民事提訴についてのコメント】
今般の名誉棄損損害賠償請求訴訟は、これまでのテレビ報道のなかに事実無根の情報を流布して私の名誉を著しく毀損するものがあり、これについて提訴したものであります。
当該報道においては、虚偽の事実を報じて面白おかしく当事者を貶めており、その行為は報道の自由の名の下に保護されるものではないと判断いたします。
こうした行為が繰り返されることは報道に対する市民の信頼を失わせると同時に、深刻な人権侵害をもたらすものであると考えます。
事実無根の虚偽の事実の公表によって私はいわれなき辱めを受け、かつそれによって私に対する偏見が一般視聴者に植え付けられ、私は筆舌に尽くし難い精神的苦しみを受けております。
このような行為によってもたらされた精神的苦痛に対する慰謝を請求する為に今般、名誉棄損損害賠償請求訴訟を提訴いたしました。
なお、私は本年4月19日に同様の趣旨で過去の週刊誌等の報道に対して名誉棄損の損害賠償請求訴訟を提訴しておりますが、今回の提訴と合わせて闘って参る所存です。
2007年9月10日
原告 植草一秀
・・・・・・・・・・・・【弁護団会見内容】・・・・・・・・・・・・・・
本日、弁護団が行った会見内容もわかりましたので、こちらに公開させていただきます。
・・・ここから・・・
人目をひく週刊誌と新聞の見出しと記事を、取材の裏づけなしに、貼り付けで画面に流して、他者を傷つけるような報道の意味を問う。本件訴訟はこうした目標をもっています。
原告に対して刑事事件の手続きがとられたほかに、7回の痴漢があったとの放送内容はまったくの虚偽です。
報道される人物の肖像を繰り返し流し、その肖像の上に活字メデイアの扇情的な見出しの言葉をかぶせた画面を流したことの影響は深刻です。
水におちた犬はたたけといわんばかりの弱いものいじめの報道は、それだけで、公益性と公共性に疑念をさしはさみたくなります。
くわえて他のメデイアの取材の結果に乗じ、その報道の直後であって確認、裏づけの時間的余裕もなく、かつ実際にも裏づけ取材がされていないような、真実性、真実相当性のかけらもない、紙面直接引用型の放送はすみやかにやめていただきたい。
被告会社のみならず、すべての放送メデイアが、被害にあった当事者の体験にもとづく訴えに真摯に耳を傾けてくださるよう要請する次第です。
この訴訟提起と手続きの進行は、放送メデイアにそのような意味で猛省をうながすものであると信じます。
コメントありがとうございます。
熊八さんとは違うんですよね?
これからもよろしくお願いします。
エントリーにも付け加えさせていただきました。
教えてくださってありがとうございます。
第三版も販売が開始されるとの事です。
Web上では、
喜八ログさんhttp://kihachin.net/klog/
Moon'sOrbitさんhttp://moonsorbit.exblog.jp/d2007-09-03
篆文・金文魔術-蔑殺-さんhttp://ojizousan.blog112.fc2.com/
りそな銀行の闇~みんなで暴こう!りそなインサイダー疑惑①-③さんhttp://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=160588
みや☆心に花が咲いたのブログさんhttp://plaza.rakuten.co.jp/miyajann/diary/
ある若造のWeb歳時記さんhttp://ameblo.jp/roccaseeno/entry-10042007244.html
さんが感想を書かれているようですよ。
植草さんを蒲田署に連れて行った青木巡査によると、駅事務所で植草さんが
>「電車の中で女性に不快感を与える事をしてしまいました」
と言った事になっています。
でもこのセリフ、警察官が作成する書類の文章に書かれる文章です。決して、当時の植草さん自身のことばでは無いと思います。
映画の「それボク」の冒頭で出てくる取調べのシーンで、警官がパソコンに文章を打ち込みながら取調べをしていましたが、上記の文章は、その際に警官が「読み上げる」文章です。(被疑者は、認めるならサインやハンコを押すだけ)
公判で、植草さんのセリフのように証言したのは、青木巡査のアレンジだと思います。
青木巡査は裁判官の質問に、証言の訂正をしています。
>「S巡査は今までの言葉を聞いてなくて、あなただけの言葉だったという事ですか」
>「ハイ。作成時は捜査員の方から認めていないと聞きました。その点は訂正します」
つまり、青木巡査の「植草さんが認めた」という根拠は、本人の証言以外には何もないことになります。この青木巡査の証言を含めて、公判を簡単にまとめると、
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・「認めた」と言っているのは青木巡査だけ
・犯行は見ていないけど「示談」を連想した逮捕者
・(検察の意向で)被害者の証言は非公開
・断定する割に、大事な記憶が薄い目撃者
・でも何故か、メールという“物証”は残してあった
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どうやらこの事件「間違いない」というのは「冤罪の可能性」を指すようですね。